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私のたわごと・・・ その89 ('04.6.13)
タイでも携帯電話の普及率は目覚しいものがある。決して機械自体、タイの物価に比較して安いものではないが(約1万円〜6万円以上)、都会(バンコク)にいる人間には必需アイテムとなっている気がする。
タイでも、携帯電話の着信音がだいぶバリエーション豊かになってきた。タイのヒット・ポップスを専用のサイトからダウンロードして、お気に入りの着信音を手にすることも既に出来る。 まだ日本ほど機能が多彩ではないが、少しずつそれに近づきつつあるようである。
逆に、日本ではあまり目にすることのない機能でタイでは普通になりつつある機能が「オリジナル発信音」。
通常、日本の電話発信音は「♪プルルルル・プルルルル♪」。 タイでは「♪トゥーッ・トゥーッ・トゥーッ♪」であるが、これをオリジナルの音楽にしてしまうものである。
この機能、自分からかけた電話の発信音を設定できるのではなく、自分にかかってくる電話の発信音を設定できるものである。自分で自分の電話機に電話をかけることは少ないであろうから、いわゆる“自己満足機能”である気もする。
つまり、自分から、他人に電話をかけたとき、ある人の電話は「トゥーッ・トゥーッ・トゥーッ」の普通発信音なのに対し、ある人の電話発信音は現在流行しているタイのヒット曲やタイ演歌、といった具合である。
正直私の感覚からすると、人に電話をしたとき、突然耳元で予想外の音楽が突然流れてくるのはいささか心地悪い。いくらその曲がよく聴きなれた曲であっても。
タイ人の若者にとってはこれが普通の感覚なのである。