Let's  cook  Thailand

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私のたわごと・・・ その85 ('04.5.20)

2003年末、タイのタクシン首相がイギリスのフットボールチーム、フルハム(現在・日本人の稲本潤一が所属)の株式を取得しアジア人初の欧州サッカーチームのオーナー一員になるか!? と言うニュースがあった。 
結局その話は頓挫したのであったが、今回は同じくプレミアリーグ所属のリバプールの株式所得のニュースが流れた。 

しかも今度はトントン拍子で話が進展し、先日タイのテレビニュースではタクシンとリバプール側が握手をしているシーンが映った。  
タイ国民は、実質タイ国内での長者番付ダントツ一位のタクシン氏が、完全に個人資産でこの株を購入すると思っていたのであったが、なんと「国の税金をこの株式購入に充て、“タイ王国”がリバプールのオーナー一員になる」という政府発表を聞いてビックリ仰天。 当然、殆どの国民はこの政策に理解を示さず、連日批判の雨嵐状態になっている。 

国民の反発がここまで強いと思わなかった政府は慌てて、「スポーツ振興発展」や「資金は特別宝くじを発行してまかない、血税は絶対に使わない」とかなんとか発表したりして、火消しに追われている状態が続いている。

批判はタイ国内だけではなく、当事国イギリス国内にもあり、アジアの「タイ」なんかにおらがチームを取られてたまるか!! とイギリスの富豪が「タイ」以上の条件を提示し、なんとかこの「タイによるリバプール買収」を阻止しようという動きがあった。

しかし、どうやらこれは肝心のリバプール側が細かい条件面で、英国人富豪と折り合いがつかなくなってきた模様で、いよいよアジア初の欧州チーム買収は現実味を帯びてきた。 
まだまだこの話は現在進行形のホットな話題。 さて、この後どうなることやら。

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