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私のたわごと・・・ その63 ('03.9.23)
来月20〜21日にバンコクで行われるAPECの会議には、小泉首相やアメリカのブッシュ大統領など、アジア・太平洋地域の各国のトップが集まる。現在バンコク市内はこの会議のため、「イメージUP作戦」を展開中。
まずはバンコクの中心地でもそこら辺にいる野良犬捕獲大作戦。捕獲隊の意識高揚のため、一匹捕獲ごとに20〜30バーツを支給するとのこと。
それと、あまりニュースにはなっていないが、会議が行われるシリキット・コンベンションセンター付近(この後変更になり、首脳会談は首相官邸)では、道路の再舗装がほぼ完了。
各国首脳がバンコクの道路はデコボコと感じないようになっている。
そして極め付けが、会議期間中タイ国が祝日になってしまった。17日〜22日まで公共機関・学校は全てお休み。噂によると渋滞を避けるために、国立病院まで休診にするというトンデモナイ話。
そして23日は毎年の祝日。ほぼ一週間の特別休暇がタイでは出来てしまった。す、すごい…
≪'03.10.9≫
APEC開催に関して、バンコク中心部の道路を閉鎖するという話であるが、最新情報によるとやはり結局前面封鎖ではなく、会場となる建物の周辺や、各国首脳が滞在するホテル周辺の警備が厳重になり、また道路に関しては、片側一車線や駐停車禁止にするという話である。
噂されていた、渋滞緩和(=イメージアップ)のため、平日なのに銀行まで閉鎖すると言う話は結局それによる経済に対する打撃のほうが大きいとの判断で却下された。当ったり前ですよね… でも学校・公的な施設は基本的に全てお休み。
もうチョット違う方法でイメージアップ作戦は図れないのですかね?
≪'03.10.17≫
いよいよ、APEC開催による、バンコク市内の交通規制が一段と本格的になってきた。
タイ政府は、当然の安全確保と共に、渋滞のないクリーンなバンコクを各国要人に見せるために様々な手を打ってきた。
初日、そして週末。果たしてどれくらいの渋滞緩和の効果があったかというと…
朝から昼にかけては、伊勢丹のあるラチャダムリ通りや、プラトゥーナムの辺りは確かにかなり空いていた。
しかし、夕方5時過ぎ位から…スクムビットやチットロム通りの交通規制を避け迂回してきた車で、ただでさえ凄い週末の渋滞が、もっとひどい状態に。
伊勢丹の前は全く車動かずの状態。 やっぱりこうなったか…
≪'03,10.20≫
いよいよAPECが開幕。
バンコクの市内は最大警戒体制に入った。タイの官公庁は完全にお休み。バンコクの中心部にはあまり人がいなくなったような感じである。
←写真は、私の職場の向かいの道路。旧・そごうの前の道(タノン・プルーンチット)である。
実はこの写真の左上にうつっているエラワン・ホテルにはアメリカのブッシュ大統領が滞在中。このホテル周辺の道路は完全に閉鎖されてしまった。歩道を歩く事も許されない状況である。
向かいの私の職場が入っているインターコンチネンタル・ホテルにはロシアのプーチン大統領が滞在中。警備員と毎日会っている私でさえ、入口で鞄の中と金属探知機でのチェックがあった。ホテルの正面入口ではX線検査も実施中。
午前中には、近くのヒルトン・ホテルに滞在している小泉首相がこのホテルを訪れ、日ロ首脳会談が行われたそうである。
とりあえず、現在バンコク中心部ではあちこちで首脳が通るたびに道路閉鎖がされていて、APECのためのバンコクになってしまっている。