『タイの季節とフルーツの季節』 | トップへ戻る |
年中暑いタイではあるが、一応タイにも3つの季節がある。「乾季・雨季・暑季」 → 「Hot ・Hotter
・Hottest」 と冗談めかしく言う人もいる。
「乾季」は12月〜3月。全く雨が降らない日々が続き、気候も最も涼しく大変過ごしやすい日々である。
その後4月〜5月は「暑季」。毎日日中の気温は温度計のメモリが35〜40℃以上の数値をさす日が連日続く。
「雨季」は残りの半年間『6月〜11月』。 短時間集中でドシャ降りになる熱帯気候特有のスコールや、日本の梅雨のようにジトジトと雨が降り続く。そしてタイ国内各地で毎年のように洪水になるのもこの時期である。
タイで天気予報はあまり必要ない。なぜか?
基本的に同じ季節の間は毎日天気が一緒だからである。 日本みたいに毎日天気がコロコロと変わらない。台風も絶対来ない。 毎日決まったように同時刻に雨(スコール)が降るか、一日中晴れているか、ずっと雨が降っている。それだけだからである。 また、雨季には5km離れただけで天気が違うことがある。スコールというのは、超局地的なドシャ降りだからである。 なので、天気予報はタイで見る機会はホントに少ない。意味が無いからである。
年中果物があふれているこの国であるが、中も一番果物が豊富で美味しい季節はなんといってもやはり「雨季」である。
6月に入ると、バンコクの街角にある果物屋に並ぶフルーツも色とりどりの物が並び始めてくる。マムアン(マンゴー)・リンチー(ライチ)・マンクット(マンゴスチン)・ンゴ(ランブータン)・トゥリアン(ドリアン)・ノイナー(釈迦頭)… 挙げ始めたらキリが無いくらいのフレッシュ果物が軒先に並んでいる。また、どの果物も決して庶民が買えないような高い値段は付いていない。 年中手に入るスイカでさえ、高くて一玉250円位である。街中では、フルーツを買い物袋に沢山入れて家路につくタイ人も多く見かけるようになる。
今年(2003年)から、日本でフレッシュ・マンゴスチンの輸入が解禁になった。「フルーツの女王」との別名まで付いている果物である。害虫の影響で今までは冷凍物しか日本に入っていなかったが、是非ともこれを機に一度召し上がって頂きたいと思う。良いマンゴスチンは中の果肉が真っ白で実がぎっしりと詰まっている。ただ、これは外見では非常にわかり辛く、当たり外れ(果肉が褐色がかっている)はかなりはっきりと分かれている。 また、外見がすばらしく艶々とした紫色の物はタイの生産業者が薬を使って着色しているという話もあるので、決して外見に惑わされないよう、反対に少しうす汚いくらいの方が安全で美味しいと思う。
ちなみにタイでのマンゴスチンの値段は一番安い時期(5月前後)、路上屋台で買って1kgあたり20バーツ程度である。日本円にして約60円。あまり参考にしない方が良いかもしれない。