Let's cook Thailand
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2007年2月
12月28日
先日のタイの閣議で、「呼称法」が改正されたそうである。
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これまでは独身女性の呼称が「ナーンサーオ」、既婚女性が「ナーン」だったが、結婚後も本人の意思次第で「ナーンサーオ」を使用することを認める。また、結婚状態を解消した後も「ナーン」の使用を認める。 (From NewsClip)
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ということである。

日本ではいまいちなじみの薄い女性に対する「Ms.」や「Mrs.」であるが、タイ人女性は西洋と同じように、姓名の前に「呼称」をつけるのが正式。
読み タイ語 英語 -
ナーイ นาย Mr. 男性
ナーン(グ) นาง Mrs. 既婚女性
ナーン(グ)サーオ นางสาว Ms. 未婚女性
ドクター ดร Dr. 医者(博士)
クンイン คุณหญิง ? 高貴な女性
ターン ท่าน ? 地位の高い政治家
 
 左記だけではなく他にも、華僑の人の呼称、警察官・軍人の地位に応じた呼称となど、とても覚えきれないほど沢山の呼称がタイにはある。

 今回は一般的な呼称の上3つ(Mr. Nrs. Ms.)のうち、女性の呼称に関しての法改正であった。

 タイでは、結婚しても籍を入れない事実婚の夫婦が多く、過去を見ても「Ms.(ナーンサーオ)」だからと言って未婚だとは限らない人が事実上沢山いた。 

 今回の法改正で「籍を正式に入れてもMs.を名乗れる」ことになり、IDカードを見ただけではますますタイ人女性の“未婚or既婚”を見分けることが難しくなっていく。

確実なのは「ナーン」であれば『既婚』or『結婚したことがある』という事のみ。
まぁ、私にとって見分ける必要も特にないと言えばないのであるが… 
12月27日
 年末が近づき、私が仕事をしているオフィスにも取引先やお世話になっている会社より、年末の御挨拶と共に来年のカレンダーを頂く事が多い。

←その中でもやはり最も多いのは、タイ国王の肖像写真が添付されたカレンダー。

 タイの会社には、オフィスの中に必ずと言っていいほど「現在の国王陛下」や「ラマ5世(チュラロンコーン大王)」の肖像画がかかっている。
←知人のN氏の会社カレンダー。
 「タイ家屋の色々な様式」がデザインされたカレンダー。
←日系の酒屋から頂いた「浮世絵カレンダー」。 結構タイ人には好評(?)。
←日系自動車会社のカレンダー。
さすがに変化球ではなく、直球で「自社車のカレンダー」。
←ただ、中にはこんなカレンダーも… (どこから来たカレンダーだ!?)
←某インターネット会社のカレンダー。
デザインはなかなかお洒落。

ただ…
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このカレンダー、祝日が異様に目立つように大きいフォントで印刷されている。

名付けて、「とても祝日が来るのが待ち遠しいカレンダー」である。

…なんちゅうか。。。
12月25日 一日遅れの、メリー・クリスマス! 
年々、ここ仏教国タイでも「クリスマス」を祝う人々が増えてきているようである。

バンコク街中のイルミネーションも年々商業施設が増えるにつれ、どんどんパワーアップしている気がする。
「クリスマス」は日本と同じくここタイでも『宗教色』はだいぶ消え、『商業色』が非常に濃い。
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そんな中、この週末にバンコクでBTSへ乗っていた時のこと。。。
突然、目の前の赤い集団(←)がギターを片手に大合唱を始めた。

 フツーに迷惑なくらい大音量の歌だったのだが、周りでは迷惑がるようなそぶりを見せる人は全くいない。反対に、突然始まったショーに喜んでいるような雰囲気すらあった。

 歌い始めたのは「クリスマスソング」。そう、この赤い集団、キリスト教信者のタイ人たち。
10分程度でミニコンサートは終わり、教会のある「NANA駅」で一団は降りて行ったのだが、その際車内では国籍問わず拍手が巻き起こっていた。 バンコクは基本的に宗教対立のない都市とはいえ、…なんか不思議な光景であった。

 ただ、この歌には「商業色」が全くなかったのも事実。(教会への勧誘のような素振りはチョットあったが。)
私はキリスト教徒ではないが、なんか純粋にクリスマスを祝っている人たちを見て、ちょっとした安心感があった。
  その前日「メリークリスマス!」とか言って(禁酒日なのに)調子に乗って酒を飲んでいた私。小さく反省。
12月21日  なぜか今日、突然にシラチャ市内にあるP病院の年末スタッフパーティに誘われて出席する事になり、私は全くの部外者なのですがお邪魔してきました。 (P病院って書いても、写真に思いっきり病院名が写ってますね…)

 会場には1,000名近くの病院スタッフが集まっており、食べ放題飲み放題パーティなので、スタートの時から歌えや踊れやの大騒ぎ。

この日のために相当な気合いを入れて準備をしてきたと思われる仮装行列もチラホラ。 
宴会に勝負をかけてく人がいるのはタイ人も日本人も一緒ですね~…。

 檀上正面には20席ほどVIP席が設けられていて、そこにはなぜか病院関係者と共にシラチャ市や県の政治家、警察官、軍人(全てトップクラス)、及び週末の総選挙に立候補している(国民の力党の)政治家までズラ~っと着席。。。 会社(病院)と個人、双方の立場・権力と名誉誇示のために、タイの大きなパーティでは良く見かける光景ですね。

 それはそうと、24時間病院なので、この時間にパーティへ出席せずに病院で勤務している人も当然いるのでしょうが、タイの会社ではこの場合どうやってパーティに出席する、しないの割り振りをしているのでしょう? 普段のシフト通り? くじ引き? 年ごとに交代?
12月18日 今週末の23日、タイは下院議員(日本でいう衆議院)の総選挙。

今回は一週間前に設定された15日の「不在者投票日」も“禁酒日”に指定され、何と2週続けて土日が「禁酒日」となってしまった。
これ、宗教的な任意の禁酒ではなくて全国民に対する強制法律。
年の暮れも押し迫り、タイではちょうど「ビアガーデン」の季節なのだが、、、大手ビール会社も可哀そうに。

この法律、勿論投票権のないガイジンにもしっかり適用されるので、酒飲み(私)にもとんだとばっちりである。 ただ、事前から分っていたことだし、タイにいる限りこればかりは仕方ない… (前日から買い込んで家で飲んだのでマイペンライ)

話戻って、今回の総選挙。
昨年のクーデター後、初の総選挙とあって、内外から相当な注目を集めている選挙である。


私は政策云々より、この個人政治家の行方に注目。
3年前の選挙では「破壊王・チューウッィト氏」を個人的に注目していたが、今回はこの人← …似てると思いません? 似てますよねぇ、「高木ブー」に。
あまりに似ているので在タイ日本人の中でも結構有名になっている様子。

ただ、この「プラチャイ氏」。 つい先日まである党の党首だったのだが、株価操作に端を発した問題が色々とおきて、何かともめている人物。 3年前のチューウィット氏は当選したが、さてプラチャイ氏はどうなることやら…
12月15日 「左」はタイの1バーツ硬貨。

そして、「右」が数年前に発行された、タイ新硬貨2バーツ硬貨。

いまひとつ流通している感はないが、この2バーツ硬貨、たまに財布の中にいつの間にか入っている。

、、、というか、1バーツと2バーツ硬貨の違いはそれほどなく、ビミョーに大きさが違うだけで、一緒に財布に入っていると、と~っても分かりづらい。
色を変えるとか、もう少しデザインを全く違うものにするとか出来なかったのだろうか…? 

これ言っちゃ、そもそも論なのだが、2バーツ硬貨って必要!??
12月12日  昨今、中国製品の安全性が根底から揺らぐような出来事をよくニュースで見かける。
 中国産の野菜は中国の国民でさえその安全性を疑い、市場で買ってきた野菜はまず洗剤に浸し、その後水でよく洗って調理に使うというのが、一般市民には浸透しつつあるという話を先日TVで見た。

 その番組によると、最も農家が生産時に品質管理の徹底をしているのが「日本向け輸出用の野菜」だそうだ。 そして、次いで東南アジア・ヨーロッパ向け、最後に国内向けという優先順位だそうである。

 先日バンコクのスーパーで買物をしていたら、食器用洗剤の隣に「野菜・フルーツ用の洗剤」というものを発見した。 既にバンコクでも、中国と同じく『野菜』を洗剤で洗ってから使うという人が沢山いるという事であろうか。
 少し驚いたことにこの洗剤の発売元は「LION」

 この洗剤の成分を調べてみたところ「ラウリル硫酸ナトリウム」というものが7%含まれているようである。 これは、歯磨き粉やシャンプーなど、石鹸の界面活性剤と同じく油脂を取り除く、合成化学物質。 肌荒れもし易い洗剤のようで、肌の弱い人が使用するには、注意が必要だそうだ。

日本では、食物を「洗剤で洗う」という習慣まだ定着していないが、そう遠くない将来に、この洗剤が日本でも普通に売られる日が来るのであろうか…。
12月11日 何年前に買った本だっただろうか。
確か、初めてタイに来る前に買った本なので、かれこれ6年程前に大阪の本屋で立ち読みして購入した本だと思う。

その時はまだ、まさかタイで長期にわたり「タイ人と働く」事になるとは思っていなかったが、色々な縁もあり、現実既に通算5年近くタイ人と共に仕事をして来ている。

この間、日本語が漢字と共に完璧な在日のタイ人から、イサーンの片田舎よりバンコクに上京してきたばかりの16歳のタイ人まで、実に色々なタイ人と職場で出会う事が出来た。

人の性格は十人十色。

国籍・出身地・肌の色だけでその人たちの「性格」を決めつけてしまう事に、いささか危険な感じもしなくはなかったが、私はこの「タイ人と働く」という本を既に4~5回読んでいる。パラパラとめくった回数だけであればもう数えきれない程である。 いつもこの本を手に取るきっかけは「タイ人と仕事して悩みを抱えた時」。

・タイ人思考の根本にあるべき事柄、及びその根拠となるタイの歴史、社会制度
・タイ人のメンツ、縦・横の社会のつながり、そしてその距離感
・タイ人社会全体のの仕事観・企業観 

等など、この本では非常に多彩な事柄が客観的に描かれており、毎回読むたびに自ら体験した事と重ねては反省すべきことが沢山出てくる。

最後は全て自己責任。 起こった問題に対して誰かのせいにするのは簡単だが、決して誰かが悪いわけでは決してないだろう。日本でもタイでも全く同じ。
常に自己反省し、改善し、行動していくことが一番重要だと、いつも教えてくれる私の大切な本である。
12月9日   翌日…
 バンコクから120km離れたパタヤで「チョンブリー・ラヨーン県・日本人会」クリスマスパーティに初出席。

昨日の人ごみとは打って変わって、海辺にあるホテルのプールサイドで綺麗な夕陽を見ながらのパーティ。

バンコクはバンコクで何かと便利で良いのだが、シラチャやパタヤ(チョンブリー県)に来ると、碧くてきれいな海と、バンコクみたいに澱んでいない空気(と人)がある(いる)ので、なんとなーく落ち着く。

 シラチャやパタヤ界隈にウン十年と永く住みついてしまっている日本人やファラン(西洋人)の気持ちがなんとなく最近わかり始めてきた、今日この頃。。。

→パーティでは常夏のタイにもサンタのおじさんが登場! 
沢山の小さな子どもたちも、ここでサンタさんに会えたらそりゃ嬉しいですよね~!
12月8日  この週末、半分仕事(&半分休暇)の用事があり、シラチャを離れバンコク→パタヤと1泊2日で移動をして来た。(Let's cook Thailandの更新は3泊お休み。←たれはただのサボり。)

 バンコクではタイ国立競技場にて2年に一度開催されている「バンコク日本人会・盆踊り大会(ラムウォン祭)」があり、某店舗の屋台にてウィンナー販売のお手伝い(+営業)。

 今年の盆踊りは、タイ日修好120周年記念という事で、バンコクの日本人会をはじめ、各役員の方々も準備段階から相当な気合いが入っていたらしく、その甲斐あって会場には2万人以上の人でごっちゃごちゃ。(←写真)

 もう、競技場の中、どこを見渡しても「人・人・人」。 2年前、4年前の祭りも(仕事で)参加したが、こんな人出が多いのは初めて見た。

 舞台上では、山形花笠・徳島阿波・博多どんたく・琉球国祭り太鼓など、全国各地の踊りが繰り広げられ(全て本場の人たちを招聘しているので本格的!!)、日本国内で見るどこの夏祭りよりも豪華絢爛な夏祭りであった。
12月6日 自宅近所にて。昨晩、タイ人がこのテーブルの上で飲み会をしていたと思しき跡。

今朝になっても、空き瓶などがそのまま放置されていた。

LEOビールの瓶には… ストローが刺さったまま。

やっぱりタイ人も人によってはストローでビール飲むらしい。

む~ぅ、やっぱり理解できん。。。
12月4日 12月5日はタイでは「父の日」、そう国王陛下の誕生日。
今年で、プミポン国王陛下は80歳。ますますお元気で長生きしていただきたい。

例年、前日の4日午後に、国王陛下から全国民(&政治家)に向けての演説がある。数年前の演説では、若者の飲酒や喫煙を危惧される話をしたことで、後のアルコール販売の時間規制や、たばこ広告の禁止に繋がった事は記憶に新しいところ。

 今年の内容詳細は… 
 スイマセン。一応全文TVで聞いたのですが、私のタイ語力ではよく理解できませんでした。 タイ語での全文はこちらのサイトで→タイラット誌サイト 近日中にタイの日本語メディアでも、内容の日本語要約が出てくると思います。
  
 この国王の演説、毎年厳かで緊迫した雰囲気の中始まるのだが、次第に聴衆から笑いが飛びたすほど、国王の話は話題に富んでいて、政治、民衆の問題からから最近の面白い出来事まで多岐に渡っている。

 今年の話の中で私が理解できた箇所では、最近の「服の色」の話が出て来た。

「今日はみんな黄色い服を着ている。これは非常に良いことである。ただ…スラユット首相の奥さんの黄色は、ちょっと真っ黄色すぎるね。(笑)  一方、首相(右・写真)はいつも白い服を着ているけれど、これはこれで正装で宜しい。首相は毎日その格好をしているので、首相のその格好はもう飽きたと言う人もいるけれど、仕事はきちんとこなすし、そもそも“白”も黄色と同じく[月曜日]を表す色なので、非常に素晴らしい。」
 と、服の色や笑いを交えて、国王は今年のスラユット首相による政治をほめたたえた。

 「今日私は、ピンクのシャツに、黄色のネクタイをしている。ただ、決してこの色でなければならないという事はない。先日私は緑のジャケットを着た。また、『赤』だって良い色だ。私の母は日曜日生まれで『赤』だし、姉も兄も日曜日生まれで『赤』である。 私の飼い犬“トンデーン”は土曜日生まれ、『紫』である。紫だっていい色だ。つまり、何色を着ても良いのである(ก็เลยใส่ได้ทุกอย่าง) 」

と今度は国王陛下自ら、最近のタイ国内で過熱気味な「服の色」に対する国民の意識への意見が、柔らかく飛びたした。

 これで今後、タイ国内ではこの「黄色・ピンク色」に対する意識の過熱が冷めていくのだろうか、はたまた「赤」や「紫」が新たな流行りとして出てくるのであろうか!? 
 
 さぁ、さて、これで私は明日職場に何色の服を着ていこうか現在思案中・・・? あえて、黄金のタイシルクスーツにでも来て行こうか? (→これ)
12月3日 皆さん、タイの紙幣見られたことありますか??

そう、どの紙幣にもタイの国王陛下が肖像として入っている紙幣です。

もし手元に、タイの紙幣が何枚かあるなら、よーく見てみてください。いずれかに「メモ用紙」のごとく何かを書いた形跡のある札はないですか??  タイの紙幣には、相当な確率で何かしらの文字が、誰かしらの手によって書かれている事が多いようです。

 大体は鉛筆で「100」とか「50」とか、束にして数えた時に書いた痕跡があるものの、中には『書きすぎだろっ!!』と思わず突っ込みたくなるような紙幣もあります。

 今日、ちょっと訳ありで持っていた紙幣をATMに投入した所、1枚吐き出されて返ってきてしまいました。
良く見ると、写真のごとく1,000バーツ札に「ピンク」のマジックでいたずら書き(?)が…。
 1,000という数字を確認したかったのでしょうか・・・? それにしても、マジックで書かなくても…

 一体、なぜこの国民は、自分たちの国の紙幣をメモ用紙代りにするのでしょう? きっと、どうせ自分の手元から離れていくからいいや、的な発想があるのでしょう。

 先日さらにビックリしたのは、銀行窓口のオネェチャンまでが、自分で数えた紙幣の束(ピン札)の一番上の札に「100枚」とでっかく鉛筆で書いていたこと。そりゃ、あとで消しゴムで消せば消えるけれど、、、きっと彼女は消さないでしょう。
 「お金は大切に。」 

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