Let's  cook  Thailand

アロイ!! タイ料理
2002年6月その2    トップへ戻る
パローとは煮込み料理に良く使われる名前。ただ煮ただけの料理は一般的に「トム」と呼ばれているが、じっくりと煮込んだ、煮込み料理は「パロー」と呼ぶ。ゆで卵を煮込んだ「カイパロー」が比較的有名であるが、いつも行く店で今日はこのパローノーンカイが置いてあった。味はカイパローとほぼ同じ。中国料理の煮込み料理のような味。
キムチのようにも見えるパッペットゥアムーには豚の様々な部位が使われていた。肉だけではなく、内臓や、耳といった部分も入っている。タイでは普通の市場でも豚の頭が売られている事がある。(6月20日)
パロー 
ノーンガイ
(鶏もも肉の煮込み)
パッ ペッ
トゥア ムー
(インゲンと豚の唐辛子炒め)
カオケーン(おかず乗せご飯) 25バーツ(≒75円)
「カオトム」はタイのおかゆの一種。ジョーク(お粥)は具がご飯の中に入っていて味も付いているものなのに対して、カオトム自体には味が入っておらず、普通の白ご飯と同様におかずと共に食べる。「トム」とは上記の通り「煮た」という意味。雑炊のような感じであった。
カナー(カイラン菜)はタイでポヒュラーな野菜の一つであるが、これを使った料理は殆どと言っていいほど豚肉と一緒である。多少苦味のある野菜で、茎はブロッコリーの茎のように固い。煮込み料理などにもこのカナーが使われている事があるが、煮込んでもやはり茎は固い。歯の丈夫なうちにどうぞ。
カオ トム
(お粥)
カナー ムー
(カイラン菜と豚肉の
炒め物)
カオトム 3皿で25バーツ(≒75円)
カナームー 20バーツ(≒60円)
登場回数ナンバー1。今回はカオマンガイの事などについて、少し長々と…
ニンニクと鶏出しで炊いたご飯の上に、茹でた鶏肉、パクチー。上には好きなタレを選んでかける。横にはキュウリと、ルアッ(血を固めたもの)が添えられている事が多い。そしてタイ料理には珍しく、鶏を煮込んで味の出たスープも添えられる。
日本人の口に最も合うタイ料理だとあえて断言しても良い(ただ「ルアッ」は全く臭くないものの、未だに私は食べるのにかなりの抵抗がある…)。専門店や屋台でないとなかなか食べる事が出来ないので、日本にあるタイ料理店で食べる事はかなり困難であるのが残念。バンコクの様々な所でこれを食べたが、そう大はずれになる事は無かった。屋台では当然、持ち帰りも可能。シンプルなだけに「タレ・命」の料理でもある気がする。
今まで食べた中で私が最も美味しいと感じた店は『スクムビット通りソイ55・トンローにある、とある中華料理店』。次に好きなのが、今日食べた『Lotus(ショッピングセンター)・Onnut店にあるフードコート』のもの。ここは味だけでなく、最低15バーツ〜の料金設定も嬉しい限り。この値段でこの味はかなり凄いと思う。大盛りでも30バーツ、100円以下。
茹でたものだけでなく、揚げた鶏肉を使った「カオマンガイトート」と呼ばれる物も共にだいたい置いてある。こちらはフライドチキンご飯と言った感じである。
ちなみに私は「ご飯」の事をタイ語で「カオ」と表記しているが正しくは「カーオ(khaaw)」。タイ人の発音を聞いていると「カオ」の方が近いので大方この表記にしている。タイ語のカタカナ表記は英語以上に厳しい…。
また、カタカナで表記できない声調(音階)がタイ語には5つあるので料理注文時にカタカナ料理名をそのまま読んでもタイ人にはほとんど通じないのが悲しい所。そんな時いつも私は「指差し作戦」で切り抜けてるのだが、これまた悲しい。
カオ マン ガイ
(鶏肉のせご飯)
カオマンガイ 15バーツ(≒45円)
パッガパオムーは今日は特に特記なし。で右写真の今日の晩ご飯の事について。
タイ人の知人に連れられて、タイ人だけが8人ほど集まっていた場所に行ってきた。そこで出てきた夕飯がこれ。部屋、中央の床に新聞を広げ、おかずが置いてある。各人にはご飯を盛った皿が配られる。そして皆でおかずを少量ずつ自分のご飯の上に乗せながら食べるという方式。ちなみに右の赤の物体はスイカ、黄色は卵焼き、緑は生のキュウリとマクワ(未熟な丸茄子)。
なんと驚くべきことに、タイ人は「スイカ」もご飯のおかずになるそうだ。平気でご飯の上に乗せて食べていた。ちょっと私には無理。確かにタイにはカオニャオ(もち米)の上にマンゴーやドリアンをココナッツミルクと共に乗せて食べる一品(菓子の類)があるとはいっても…
ただ、辛すぎる料理を口にしてしまったときなどは、このスイカを口直しに生野菜と共に食べるとかなり爽やか(?)になるのも確か。(6月19日)
パッ ガパオ
ムー サップ

(豚挽き肉のバジル炒め)
今日の晩ご飯 パッガパオムーサップ 25バーツ(≒76円)
で、その辛すぎた料理というのがこの2品。タイプラーは、唐辛子と共に魚を潰して作ってある味噌みたいなもので、かなり塩味が入っている。というより激辛。ほんの小さじ1,2杯でかなりの量のご飯を食べる事が可能。
また、それより凄かったのがプリックムー。タイ人でさえも「これは辛すぎる」と言う位超激辛。どうやって作っているのかは分からなかった。ほんのちょっとだけ取り、ご飯に思いっきりこすり付けるようにして、なるべく辛味をご飯に落とし、混ぜ合わせて食べたのだが、それでも辛すぎであった。直後に口にしたとてもスイカが美味しかった。
タイ プラー
(魚のナンプリック)
プリック ムー
(豚肉と唐辛子)
実はパッツィーウを「焼きうどん」と訳するのにはかなり抵抗があるのだが、これ以外の日本語が思いつかない。センヤイ(太米麺)を野菜、肉、卵と共に炒めてある。辛味は入っていないので、自分の好みで卓上調味料から唐辛子等の薬味を振りかけて味付けする。
ヤムウンセンは春雨サラダとして有名であるが、近所の屋台でタレー(シーフード)バージョンが売っていたので購入。このヤムウンセン、実は見た目以上に辛いサラダのなのであるが、これも予想通り辛かった。これは大丈夫であったが、タイでシーフードを食べるときは必ず火をきちんと通したものを日本人は食べた方が良い。タイ人曰く「日本人とタイ人のお腹のつくりは違う」との事。この意見には同感。辛さの味覚と共に小さい頃からの鍛え方が全然違う。(6月18日)
パッツィーウ
(焼きうどん)
ヤム ウンセン
タレー

(シーフード春雨サラダ)
パッツィーウ 25バーツ(≒76円)
ヤムウンセンタレー 15バーツ(≒45円)
豆腐の起源はどこだか詳しい事は知らないが、やはり中国なのであろう。タイでも豆腐は普通に料理で使われている。ただスーパーで売っている豆腐には何故か日本語で「新鮮なおとうふ」などと書かれてある事が往々にしてあり、かなり怪しさは出ている。値段はタイ人価格で安い。ということはタイ製である事も間違いない。
「ナム」とはタイ語で「水」の事だが、その後に果物の等の名詞がくると、その物のジュースという意味になる。ちなみにオレンジジュースは「ナムソム」という。ちょっと写真では分かり難いが、これには大量の氷が入っていていわゆる「かちわり」状態。ジュースの名前に「ペン」と付けて注文するとこれになる。作り方は、ミキサーの中に、氷、シロップ、塩、ライムの100%果汁を入れてミキシングするだけ。袋に入れてもつ所を輪ゴムで作って渡してくれた。マナオ(ライム)以外でも色々な果物で作成可能。
パット パック
タオフー
(揚げ豆腐と野菜の
炒め物)
ナム マナーオ
パン

(ライムのかちわり)
パットパックタオフー 15バーツ(≒45円)
ナムマナオパン 10バーツ(≒30円)
カオケーン(おかず乗せご飯)で左記の2品を注文した。今回はスクムビット通りアソーク(Asok)にあるロビンソンデパートのフードコート(食堂街)で食べた。ここはバンコク市内でも地価がかなり高い地域なのであるが、やはりこういうところのフードコートは値段がどれも高い。私の住んでいる所(オンヌット・OnNut)にあるデパートであれば、だいたいこれで20バーツ(≒61円)が相場なのだが、ここでは35バーツもした。高すぎる。しかもうちの近所の屋台で食べる方が私には美味しく感じた。
ここにいたお客はかなり多国籍。それにしてもここにもあの「スカイ○ーク」があった。本当どこのフードコートにもある。(6月17日)
パッ パック
ルワム ミット
(各種野菜炒め)
パッ ペッ ムー
(豚肉の唐辛子炒め)
カオケーン(おかず乗せご飯) 35バーツ(≒105円)
アイティム(アイス)サイ(入り)カイ(卵)と書いてあったので興味本位で注文。アイスには卵が入っていてもおかしくないじゃないか…と思ったが、予想通り期待を裏切ってくれてビックリ!!した。なんと冷凍庫に入っていたアイスの塊の上に卵の黄身だけを流し広げ、そのまま3分ほど黄身がアイスの上で凍るまで待ち、その黄身が凍り固まった所をアイスごとスクープですくい取るというなんとも驚くべき方法であった。写真で白いアイスが黄色くなっているのが生の黄身が凍ったもの。味は…普通。それよりタイの卵は火を通してないと、かーなーり怖い。今晩お腹が痛くならないように現在祈祷中。ちなみにアイスの上に乗っているのはタイのお菓子。
珈琲屋があり「ESPRESSO」と書いてあった看板の誘惑に負けた。カップが陶器であるのにも関らず、スプーンがプラスチックである所がタイらしい。しかもエスプレッソではなくてただの薄い「アメリカン」であった。
ちなみにタイで珈琲を注文する時は必ず「カーフェー」と言わなければならない。「コーヒー」とでも言おうものなら、店員が♀でこちらが♂ならば間違いなくブッ飛ばされる。「コー」とはタイ語で「下さい」、「ヒー」とは女性器の事。タイに来る人は絶対に知っておかなくては万が一の時ヤバイ。
アイティム サイ
カイ

(アイスクリーム・卵入り)
エスプレッソ(?) アイティム 20バーツ(≒61円)
エスプレッソもどき 29バーツ(≒90円)
パックブンと言う野菜はタイでポヒュラーな野菜の一つ。「パック」は野菜の総称、「ブン」は毛虫と言う意味で毛虫がよくこの野菜についている事からこの名前が付いている。直訳すると毛虫野菜…。ちなみに日本語で空芯菜と言う名前が付いているのは、茎がまるでストローのようで、芯が空であることからこの名前が付いている。昔のタイの子供たちは、これを使ってシャボン玉を作っていたそうだ。
パッペッムーサップは写真にも写っているように、唐辛子がふんだんに使われている料理。とはいっても使われている唐辛子は大きい種類のもので、そこまで辛くは無い。唐辛子は小さくなればなるほど辛い。大きい唐辛子が使われているから辛くないとは言っても、やっぱり日本人の舌には辛い。(6月15日)
パックブン ファイデーン
(空芯菜の炒め物)
パッ ペッ
ムーサップ
(豚挽き肉の唐辛子炒め)
パックブンファイデーン 25バーツ(≒76円)
パッペッムーサップ 20バーツ(≒61円)
ゲーンマッサマンは元々南部の地方料理。タイ南部は隣国マレーシアや、近隣諸国のイスラム文化が様々な所で影響を及ぼしており、料理にもこの地方特色の物が良く見受けられる。今日のマッサマンには、無くてはならない鶏肉とジャガイモのほかに、ナッツ類が数種類液体の中に入っていた。鶏肉が食べやすく切っておらず、大きい塊で1つだけドカッと入っていた。
パッペットゥアはインゲンの唐辛子炒めであるが、インゲンはほぼ生の状態。一緒にムートート(豚バラ肉の揚げた物)が入っていて作ってある。唐辛子がふんだんに使われていた料理。(6月14日)
ゲーン マッサマン
(イスラム風カレー)
パッ ペッ トゥア
(インゲンの唐辛子炒め)
ゲーンマッサマン 30バーツ(≒91円)
パッペットゥア 25バーツ(≒76円)
タイ語でランブータンの事を「ンゴ」と言う。「ンゴ」とは元々「縮れた」という意味もあり、このフルーツの見た感じがいかにもこの名称の語源をわかりやすく表わしていると思う。
外見上の状態とは全く異なり、いかつい皮を剥くと、中は真っ白な、ライチのような身が入っている。この皮にある縮れ毛は柔らかく、皮を剥く時に邪魔になるということはあまり無い。今タイではこのフルーツがとても安く、「20バーツ(≒61円)分ちょうだい」と道端で売っていた兄ちゃんに言った所、右写真の如く買い物袋いっぱいに、3kgも入れられてしまった。とてもではないが、一度では食べきれない。数日間「ンゴ」が間食で続きそうな気配。
ンゴ
(ランブータン)
ンゴ 20バーツ(≒61円)/3kg
「カーオケーン」とは直訳すると「カレーご飯」であるが、このようにおかずをご飯に乗せたものもこのように呼ぶ。このカオケーン、実はほぼ毎日私が食べている料理。今日のカオケーンは「揚げ豆腐ともやしの炒め物」と「豚肉のニンニクとコショウの炒め物」。かなりのボリュームがあるし、既に出来ているおかずから選ぶという方式なので、注文してから時間がかかるということが全く無くとても便利。そして種類も豊富。ただかなり味に当たり外れがあることが往々にしてあるので観察は必要。
パッパッカナームーは以前ムー・コー(揚げ豚肉)という形でここで紹介した事が有るが、今回は豚肉を下揚げしていないバージョン。全く辛くなく、辛いのがダメな人でも「これがタイ料理!!」と思いながら食べる事の出来る数少ない料理の一つ。(6月13日)
カーオ ケーン
(おかず乗せご飯)
パッ パッカナー
ムー
(カイラン菜と豚肉の
炒め物)
カーオケーン 25バーツ(≒76円)
パッパッカナームー 25バーツ(≒76円)
昼食後、いつも利用している屋外食堂の前に→写真のような籠を持ったお菓子屋がいたので、2品購入。
カノムターンは、蒸し菓子であるが、材料で砂糖やしの液体を黄色くなるまで煮詰めた物が使われているのでこのような色が付いている。
カオトムクルックはバイトーイ(香草)で着色したカオニャオ(もち米)で赤く煮たバナナを包んであるお菓子。周りの白い糸状の物はココナッツ。見た目通りの味で、友人と皆で食べたが、ちょっと日本人の口には合わなかった…
カノム ターン
(砂糖やしから作った
蒸し菓子)
カオ トム
クルック
(もち米とバナナの
お菓子)
カノムターン 5個5バーツ(≒15円)
カオトムクルック 3個5バーツ(≒15円) 
パッタイは、きし麺状の米麺(ビーフン)=(クイッティアオ)センレックを使ってある、炒め麺。焼きそばと日本語訳をつけたが、そばでは無い。「酸・辛・甘」全て沢山入っていて、タイ人がかなり好きな味付け。これを食べるとタイ人と日本人の嗜好の違いがわかり易い。基本的に店で受け取った時は薄味なので、タイ人は皆、思い思いの味付けを卓上調味料などでして食べている。今回私は、プリックポン(粉末唐辛子)とナンプラーを少々かけて食べた。
ナームケーンサイは直訳で「削った氷」。色々な具の上にココナッツミルクとシロップをかけ、上に氷がドカッと乗ったカキ氷。具は自分でチョイスする。
パッ タイ
(タイ風焼きそば)
ナーム ケーン
サイ

(カキ氷)
パッタイ 20バーツ(≒61円)
ナーム ケーン サイ 10バーツ(≒30円)
バジルを素揚げすると言う技法はよく西洋各国料理の飾りとして使われているような気がするが、タイでは飾りではなく大量に素揚げしたバジルをドサッとご飯の上にのせて食べる。ムーガパオグローブはご飯の上にシンプルな豚肉炒めと揚げたバジルがのっている。ちなみにこの「ガパオ」というのはホーリーバジルの事。スィートバジルは「ホーラパー」と呼ばれている。
パットウンセンは春雨を野菜と共に炒めて調味料で味付けしたもの。ウンセン(春雨)を炒めた料理はあまり唐辛子を使うことが少ないようで辛くない場合が多いような気がする。たまに辛いものもあることは有るが…(6月12日)
ムー ガパオ
グローブ
(豚肉炒めご飯
揚げバジルのせ)
パット ウンセン
(春雨の炒め物)
ムーガパオグローブ(目玉焼き付き) 30バーツ(≒90円)
パットウンセン 25バーツ(≒75円)
「ナムトックムー」とは半分サラダのような料理である。イサーン(タイ東北)地方の料理のようで、添えられている生野菜が、この料理の辛さをあらわしている。イサーンの人たちはよく辛い料理と共にこの生野菜を口にして辛さを和らげているらしい。やっぱり予想通り辛かった。
ただ、最近解ってきたのだが、辛さにも美味しい辛さと、ただ辛いだけで味の無いものがあるような気がする。このナムトックムーは前者。日本で食べた「激辛ラーメン」なるものは、おそらく後者のような気がする。日本の「超激辛100倍ラーメン」なるものを一度タイ人達に食べさせてみたい。なんと言いながら食べるのだろうかとつくづく思う。(6月11日)
ナム トック ムー
(焼き豚の煮込み
イサーン風)
パッ ガパオ ガイ
(鶏肉のバジル炒め)
ナムトックムー 20バーツ(≒60円)
パッガパオガイ 25バーツ(≒75円) 


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