(特別編) | ||
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4月1日(日)~2日(月)にかけて、休暇を使い、岩手県へ旅をして来ました。 旅とは言っても、滞在先は私の祖母の家。 ただ…今回の旅の目的は、知人のタイ人に 日本の田舎を体験させよう! というものでした。 私の祖母の家は、なんと、いまだに携帯電話の電波が届かない(しかも大手3社とも!w(゚o゚)w) 山間地にあります。 一緒に旅したタイ人、(←)彼の名前は「ベンツ君」。 実家が“バンコク”の「都会人」で、現在は東京で日本語を勉強しながら、映像CG技術を学ぶため留学中。 いや~、それはそれは彼にとって、見るもの聞くもの「初めてだらけ」のとっても面白い旅でした。もちろん、私の祖母の家に外国人がくるのも「初めて」。 タイ人に、日本の田舎はどう映ったのでしょうね! 以下、この旅の珍道中(?)を何回かに分けて、ご紹介します! ←(下) 岩手に着くなり、いきなり生まれて初めて長靴をはいたベンツ君。 確かに、私はタイ国内で長靴を売っているのを見たことがありません… (実際には探せばあるらしいです。 〔byタイ人〕) |
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長靴を履いたベンツ君がしたこと。 それは“バッケ”採り。 “バッケ”とは、ずうずう弁(岩手方言)でこれ→。 そう、『ふきのとう』です。 タイには無いんですよね、ふきのとう。 ベンツ君にこれを説明しようにも、当然「タイ語」も無いので、どうにもこうにも説明のしようがありません。 勿論、この日の夜には、食卓にこの「ふきのとうの天ぷら」が並びました。ベンツ君、初めて食べたふきのとうの天ぷらの感想は… 「美味しい!」。 えがっだ~ (ヨカッター) ε-(´・`) |
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昨年秋に刈った稲がそのままの田んぼでは、ちょうど「カエルのタマゴ」があちこちに有りました。 一見、雪が溶けたばかりで、花も、緑も何にも無い殺風景な「山景色」ではありましたが、春の足音は確実に聞こえてきていた東北でした。 |
今回の滞在先は、岩手県花巻市(←)。 ところで、「花巻市」ってどんな所だかご存知ですか? 有名な事といえば、「宮澤賢治」の生誕地という事と「わんこそば」、そして「温泉」。 来日して2年のベンツ君、さすがに「宮澤賢治」のことは知らず、“宮澤賢治記念館”へ行ってもねぇ~… という感じだったので、ふきのとう採りをした後、腹ごしらえに「わんこそば」屋へ。 向かったお店は花巻でも有名店のひとつ、やぶ屋。 「わんこそば」が一体何かも良く知らされていない、ベンツ君。 店内入ってから初めて『なんか、これTVで見たことある!』ということで、いきなりの挑戦でした。 で、結果は… w(*゚o゚*)w ↓↓↓ ベンツ君 78杯 私 87杯 私の叔父 120杯 給仕をしてくださった店員によると 成人男性の平均は40~50杯(約10杯でざるそば1枚分)。 3人とも大善戦でした。 「わんこそば」はお椀の蓋を閉めない限り、給仕さんがそばを追加してくる食事。 もちろんそんなことは知らない(知らされていない)、ベンツ君。 『これで最後』と言って無理して食べた後、給仕さんに一杯を“サッ”と追加されたとき、 目がテンになってました…(^^) わんこそば、東京でもなかなか食べられないですよ、ベンツ君!! |
“となりのトトロ”が大のお気に入り映画だそうです。 そんなこんなで、日本の田舎に来ることが、ずっーと夢だったそうです(*^^) せっかくの田舎へ来たのに、観光地めぐりばかりをするのもなんなので、私の祖母と一緒に田舎料理を作ることもしました。 メニューは岩手地方の郷土料理、「ずんだもち」と「すいとん」。 そんな作業中、一番困難だったのは… 『私の祖母との会話!!』(笑) 日本語をかなり上手に操るベンツ君ですが、さすがに「ずうずう弁」までは理解できなかったようで、私が間に入って「ずうずう弁」を「東京弁(標準日本語)」に通訳。 何とも奇妙な構図でした。ヽ(*^^*)ノ 東京の日本語学校で日本語を勉強したベンツ君に、ずうずう弁は「初めて聞く言語」だった様です。 そりゃそうですよね… ちなみに、ベンツ君に聞いたところ、大阪弁も全然理解できないとのこと。 確かに、タイ語もバンコク言葉(標準語)と、東北(イサーン)方言、北部(チェンマイ)方言、南部方言もぜんぜん違います。 どこの国にも、「方言」は存在しているのですね!! |
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東京へ帰る間際には「和紙」を作る体験もし、限られた短い時間の中で、 出来る限りの体験をする事ができました。 東京からわずか3時間。 観光で訪れた「京都」とも全く違った趣があるJAPANを体験できた、とても充実した旅だった様でした。(^^♪ 〔'07.4/1~4/2〕 |