Let's cook Thailand

アロイ!! タイ料理
2005年10月
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スクムビットSoi 11 に「勝一」という、とんかつ専門店がある。
タイは非常に良質な「豚肉」の生産地のひとつで、国外輸出も盛んにされているそうである。焼鳥や唐揚げ用の鶏肉も、タイは有名な生産地だが、「タイ産・豚肉」もまた非常に美味しい。日系の某大手商社がタイで‘SPF豚肉(無菌豚)’の生産も手がけている程で、日本で一般に出回っている豚肉よりもタイの豚肉の方が、断然柔らかくて美味しいと私は思う。

 この店のロースかつはタイ産の黒豚を使用しているとの事で、是正に絶品。厚いのに柔らかく、しっかりと火も通っている。肉自体の味も濃厚で、ソースとの相性も抜群。別注のご飯も日本で食べる美味しい白米に近く文句無し。バンコク駐在の日本人に大きな支持を受けているのも納得であった。バンコク旅行へ来た時に、敢えてここへ行くのも良いと思う。(但し、営業時間は17:00〜 昼はClose)。

ちなみに、「とんかつ」は既に完全にタイ語化した感があり、‘TONKATSU’そのままで大方のタイ人には通じる。 一応タイ語では「ムー(豚)・チュッ(漬)・ペング(粉)・カノム・パン(パン粉)・トート(揚)」。
とんかつ
 某タイ料理レストランにて。
タイで炒飯(チャーハン)を注文すると、通常は“ナンプラー”や“シーイゥ(醤油)”をメインとした味付けで作られる事が多い。←写真の炒飯は、タイカレーの一つ“ゲーン・キィアオ・ワーン”(グリーンカレー)をご飯と一緒に炒めてドライカレー状態にした一皿。 ただの“炒飯”は殆ど辛くないのに対して、タイのグリーンカレーは元々が辛いカレーであるので、このグリーンカレー炒飯はこのままでも相当に辛いことが多い。
 「ヤム・ムー・ヤーン」は豚の喉肉を焼いてスライスし、玉ねぎ、パクチー、ミントなどの生野菜と、マナオ、ナンプラー等の調味料で和えた‘サラダ料理’。 タイでは「ヤム(和えサラダ)」を作る際、好みで入れる唐辛子の量を調整する。辛いのが好きな人は、ハタから見れば「唐辛子サラダ」と命名したくなるほど大量に唐辛子を入れる人もいるし、おとなしい辛さを好む人は「一粒だけ」中に入れてヤムを作る人もいる。 勿論「全く唐辛子を入れず」に作る辛い料理が苦手なタイ人もいる。 我々外国人も、無理して辛いタイ料理を食べる必要は全く無く、食べたい量・辛さ・味付けを主張するとタイではそれに応じて作ってくれる。(10月27日)
 
カーオ パット
ゲーン
キィアオ ワーン

(グリーンカレーの炒飯)
ヤム ムー ヤーン
(焼き豚のサラダ)
 
スクムビット39の一角に、「Spring」というレストランがある。オーナーは著名なタイの男性芸能人。
 
 料理は、タイと日本と西洋のフュージョン(融合)料理であるが、ここの店では料理もさることながら、店自体の雰囲気がかなり素晴らしい。 「白」と「木製」を基調とした、レストランはオープンエアのスペースと併せて、「居心地の良い空間」が造りだされている。
 
 また、敷地内に隣接している「Summer」と呼ばれるカフェでは、コーヒーから本格的なデザート類まで一つ一つ丁寧に作られている感じで、店員の応対も非常に感じが良かった。
 
 バンコク市内でもここ数年で、このように東京・青山にあるような、こじゃれたカフェを数多く見かけるようになってきた。主な客層はタイ人富裕層の若者であり、新しい形のタイ料理も目にすることが出来る。

←左写真の「イサーン風サラダ」は鶏肉のささみと菜っ葉のサラダにドレッシングとして、イサーン料理の「ナム・トック」と同じ調味料が使われている。マナオ・ナムプラー・砂糖・粉唐辛子・炒り米の粉、等々である。
 このプレートサラダにエビアン一本と、コーヒー、デザートが付いた“ランチセット”のお値段は‘300バーツ++  =353バーツ’。
Isan's Spicy Chicken on the beof Vegetable Pomelo-Winged Beans Salad
 タイで最も売れている外国銘柄のビールといえば“ハイネケン”である。(日本の「ASAHIスーパードライ」も市場には出ているのだが…)。
 このハイネケンをタイで取り扱っているThai Asia Pasific社から、この度新たに発売されたビールがこれ←。
 オランダのハイネケン本社が「タイ人の嗜好に合わせて開発したビール」とのことで、味もさることながら、タイの低価格ビールブランドの「LEO」や「チャーンビア」と同じ価格帯にもなっている。(1缶≒28バーツ≒78円)
で・・・肝心のその味なのであるが、確かに他のビールとは異なり、まるでワインのようなフルーティーさがある不思議なビール。 タイ人に限らず、日本人女性にもウケそうな味のビールである。 切れ味好みの「シンハー・ビール派」には若干の物足りさを感じるとは思うが… 
 
チアーズビール 製造元
 現在、タイ国内で発売中の、日清食品のカップヌードル。日本の発泡スチロールものとは違い容器はプラスチック製。
 インスタント麺といえば、タイではその会社名がインスタント麺の代名詞となってしまっている「マー・マー」が有名で大きなシェアを占めているが、インスタント麺の元祖「日清食品」もタイに進出してきている。

 タイで発売されているカップ麺には、どのメーカー品にも必ずといって良いほどカップの中に白いプラスチックで出来た「フォーク」が入っている。(右上・写真)
粉末スープは既に麺にからまっている状態で、このカップの中に入っていたオレンジの袋は調味油(「スパイシー・ゴマ油」≒「ラー油」)である。

 お湯を注ぐと3分… ではなくてこのカップ麺は1分の待ち時間だけ。箱にも“バミー(麺)・クゥング(半分の状態)”と書いてあり、完全なインスタントではないことを示してある。ちなみに、箱に書いてある“サムレットループ”は「インスタント」、“ロット”は「味」という意味である。

ここでタイのインスタント麺に共通している事柄から、完全な私見なのであるが…

1, タイ人がインスタント麺を調理する際は、日本のように乾燥カヤクや粉末スープ・特殊調味料等色々と袋が入っていて、あえて調理している雰囲気になるのを面倒くさがる傾向が強い。質素で簡素がタイ人向け。

2, カップめんを自前の箸で食べるのは日本だけ? フォークが入っているとなんか、得した気分になる

3, お湯を注いで待ち時間が1分というのは、正にタイ人向け。 日本人みたいに3〜5分待つという事は、確かにタイでは非現実的か…。 (10月19日)

バミー・クゥング・サムレットループ・
ロット・スパイシー・トンコツ


(日清・カップヌードル スパイシー・とんこつ味)
完全に私的な出来事で…。スイマセン。

以前にこのLet's cook Thailand内で書いてきたが、私は小さい頃からの千葉ロッテマリーンズファン。 千葉マリンスタジアムには何度といったし、大阪在住時代には黒ユニフォームを着て、大阪ドームのレフトスタンドからロッテを応援しに行ったことも幾度とある。
ロッテファンというだけで、ずーっと周りからは「珍しいヤツ」といわれ続け、はや十ゥン年。ずーっとこの日を待っていたー。
仕事からの帰宅後、早速ネットで流れていたマリーンズ優勝のニュースをニヤニヤしながら(笑)一通り読み、その後NHKの国際放送から流れてきた胴上げシーンを眺めながら、美酒(ビール)をグビ・グビ・グビッ…   美味い!!、旨すぎるーー!! 

料理も、お酒もそのときの気分や雰囲気というのはとても大切!! ソフトバンク・ファンの皆さんゴメンなさい。 そして、タイガースファンの皆さん、今年私はタイガース応援できなくなってしまいました。
来週には再度、美酒を!! ♪L・O・T・T・E!! ウォー〜ォォ ロッテ!!!♪  (ちょっと飲みすぎ…?) (10月17日)
とことんビール(美酒!!)
 ヤワラート(バンコクにある中華街)の一角にあったカオマンガイ屋さん。
 私の職場のオーナーに連れて行ってもらったのであるが、ここは50年前のオープン以来昔からの名店とのこと。店自体もかなり年季を感じるつくりで、食卓も写真の通りかなり気合が入っていた…(ボロボロ)。
4人で注文したのは鶏1羽を丸々さばいて肉の部分だけをのせた皿一つとライスが小丼に8杯。 そして、豚と鶏の臓物を使ったクリアスープ各々一杯。 カオマンガイは名店と呼ばれるだけあって肉も柔らかく美味しかった。 お客も食事時でもないのにひっきりなしに来店している。
カオマンガイは一日50羽分限定だそうでなくなり次第店じまいする(らしい)。営業は早朝〜昼過ぎ?  店名はカオマンガイ・チャオ・ガオ。 (10月9日)
カオ マン ガイ
(チキンライス)
スープ サイ
クルアンナイ

(臓物入りの
クリアスープ)
タイにおける日本食メーカー、「OISHI」が出している‘おにぎり’。
日本のコンビニてせ売られている形をそのまま採用し、袋をはずすだけでご飯を海苔で包めるようになっている。
価格は25バーツ(≒70円)とタイの感覚からすると少し高めではある気がするが、結構売れているようである。 中身は、やはりタイ人の好きな、ツナ、サーモン、若布といったものが主流。味は… まぁこんなもんでしよう、という感じ。一応お米はタイ産の日本米を使用してある。
このおにぎりを買うと、毎回何故か『醤油』がついて来る。 おにぎりに醤油は必要か?? という素朴な疑問もあるが、マイペンライ。
と、いうかタイ人はどうやって醤油をつけて食べているのであろう? (10月2日)
「OISHI」のおにぎり


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