Let's cook Thailand

アロイ!! タイ料理
2005年7月
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お馴染み(?)の新発売・緑茶シリーズ。
「ZENYA」という名前でコンビニ各店、及び各小売店にて発売中。
ちなみにセブンイレブンでは、一本15バーツ(≒41円)。

このシリーズ、「緑茶」なのに緑色ボトルとピンク色したボトルの二種がある。このピンク色ボトルは‘タプティム味’。
‘タプティム’とは、石榴(ザクロ)のことで、「緑茶」という名前の‘石榴ジュース’であった。 勿論、砂糖入り。

そして、緑色ボトル。 ラベルには「緑茶」の下に、“本物の味”の文字が…
一体どんな味が本物の味なんだと思い、早速試飲してみると… 
まぁ普通の緑茶なのだが、やっぱり砂糖入り。 どこが本物の味?? という感じである。 確かにタイでは加糖済み緑茶は本物の味ではなく「普通の味」なのではあるが。

裏面にある成分を見ると、緑茶95% 砂糖5% とあった。 500mlボトルで5%の砂糖である。 
コーラ等の清涼飲料水に比べれば砂糖の量が半分ではあるが、糖分とりすぎには要注意。(7月31日)
ZENYA
(緑茶)
私の本業は料理店で接客の仕事をしている都合上、日本から来たお客さんに「タイの日本料理店で日本より美味しい物は何?」とよく聞かれる。 
いつもその際に私が決まって答える品目は四つ。 
まずは「鶏肉」、「豚肉」。そして「イカ」と「ソフト・シェルクラブ(脱皮したての蟹)」である。
パタヤ(バーン・セン付近)や、ラヨーン近郊は素晴らしいイカが取れる漁場である。
タイでイカを食べたらビックリするくらい美味しかった、という経験をした事のある人は少なくないと思う。 
バンコクからちょっと離れた所にある海岸でも、写真のように取れたてのイカをカゴに乗せて、炭火で焼きながら売っているのを見かけることが出来る。 
鮮度はほぼ間違いなく良いので、よっぽどお腹の弱い人でない限りそう簡単には大当たりしないと思う。 
磯の香りのする所で食べる新鮮なタイのイカ。 柔らかくて、甘くて、美味しいですよ〜。 (7月26日)
 
プラー ムック ヤーン
(イカの姿焼き)
 「パッ・ガパオ」はタイ人にも人気のタイ料理の一つで、ホーリーバジル(カミボウキ)を使った辛い炒め物である。
 一般的に屋台でタイ人は鶏肉(ガイ)やムー・サップ(豚挽き肉)を主材料としてパッガパオを注文し、またカイダーオ(目玉焼き)を好みでつけて、白飯の上に全てを乗っけて食べている。 
 レストランなどでは、一捻りきかせて右写真のような「椎茸」を大量に使って「パッ・ガパオ・ヘット・ホーム」などの料理もメニューに載ってある。
 注文屋台では、このような椎茸を大量に使ったような「一捻り料理」は、材料がないと作れないので、注文する側も屋台の前にどんな材料が並んで、どんな料理が作れるかを観察する注意が少しは必要である。(7月24日)
パッ ガパオ ガイ
(鶏肉のバジル炒め)
パッ ガパオ
ヘット ホーム

(椎茸のバジル炒め)
 「プー・ジャー」の「プー」は蟹の意味。「ジャー」は、恋人や、幼少の子供などを呼ぶ際に、親しみを込めて名前の後につけるタイ語で、日本語でいうところの「太郎ちゃん」の“ちゃん”に当たる言葉である。 つまるところ、「プー・ジャー」は“蟹ちゃん”という意味のユニークな名前のタイ料理なのである。   …と、いう話は以前あるタイ人から聞いた話。
 ところが辞書を引くとこの「ジャー」は同音のベトナム語“saa”から来ている言葉で、『炸』‘油で揚げる’という意味である、と載っていた。
なるほど、ベトナム語からタイ料理名になったものもあったとは。と、いうことはベトナムにも同じような料理が有るのであろうか…。
この「プージャー」は主に蟹肉と豚ひき肉を野菜や香草などと混ぜ、ハンバーグ状にしたものにパン粉をつけて揚げたメンチ料理。付いて来たソースはただのトマトケチャップ。確かに、これタイ料理!!? という感じである。

「トート・マン・カーオ・ポート」はトート・マン(さつま揚げ)なのではあるが、一般的に名の知られているトート・マン・プラー(魚)やトート・マン・クン(海老)とは違う、カーオ・ポート(トウモロコシ)が主材料。
まぁ、ただのトウモロコシを生地でまとめて揚げただけの料理。
でもビールのアテには、まぁ、いい感じ。(7月22日)
プー ジャー
(蟹肉の揚げハンバーグ
or 蟹の甲羅揚げ)
トート マン
カーオ ポート

(トウモロコシを
使ったさつま揚げ)
イタリア・ピエモンテ地方の料理に“バーニャ・カウダ(Bagna caoda)”という家庭料理がある。ニンニクとアンチョビーを加えて温めたオリーブ油をスティック状の生野菜と一緒に食べる料理で、シンプルながら非常に美味しい料理である。

タイ料理にもこれに似た料理が有る。この“ロン”という料理。
「ロン」は蟹・海老や小魚にココナッツミルク、唐辛子、玉ねぎ、ニンニクなどを合わせて、水分がある程度無くなるまで煮詰めた物で、ナムプリックと呼ばれるタイ料理とも近い感じである。(そのもの、という気もしなくも無い)

ココナッツミルクが入っているのでマイルドで非常に食べやすい。唐辛子の量で辛さは好みにも調整できる。地方では、ナマズを食べる時によく合わせてもこのロンと生野菜を食べるそうである。
プー ロン
(蟹肉のココナッツソース
生野菜添え)
スクムビット・ソイ12にある、「Cabbages & Condomes」
「キャベツとコンドーム」という一見変てこな名前のタイ料理店であるが、地元では名前もさることながら、料理自体の味でも評判のちょっと有名な店。
メニューを開くと、‘人気メニュー’として、‘ヤム・トゥング・ヤーング’という物があった。直訳で、コンドームサラダ。凄い名前の特に感想も言いようも無いサラダである。
注文して出てきた料理が写真右のもの。‘ヤム’にあたるサラダは一般的な普通のサラダ(キャベツ入り)なのであるが、コンドームの名前がつく理由となっている“そのもどき”は米粉から作られているライスペーパーのような物であった。メニュー上には“上海麺”と書いてあった。
「美味しいよ!!」 とウェイターのオカマボーイに ニコッ! とされたが、まぁ、普通のタイ料理のサラダであった。(7月17日)
ヤム
トゥング ヤーング

(コンドームサラダ)
 バンコクには日本食が高級寿司から、焼きそば、カップ麺に至るまで、正に‘何でもある’。
しかし、日本にあるものと全く一緒か、というとそこはタイ風にアレンジされている物も多く、日本人が食べると強い違和感をおぼえる物も少なくない。
 例えば、緑茶。 街中で売られている緑茶には特に表記が無い限り加糖されている。甘い緑茶がタイ人には好まれているのである。
 そして、今回紹介している餃子。 近所で買ったものなのであるが、どれどれと試食をしてみると…なんと、これも加糖されていて甘い!! ナンじゃこりゃー状態である… 決して美味しいとは思えない…
 添えられている物はコールスローサラダ。 上にかかっているドレッシングはマヨネーズ。
このマヨネーズまで、タイのものは…甘い… やっぱり美味しくない。
タイで日本と同じマヨネーズは『キューピー製』の物しかないのか…(7月15日)
ギィアオ トート
(餃子揚げ)
今日はとりとめも無く、この2品。

ルークチュップは、一つの直径が1〜2cm位の小さな、ち〜いさなお菓子。
写真のように、フルーツや野菜の模(かたど)っていて、見た目にもカワイイ。中には白餡が詰まっており、私は一つ食べ始めたら止まらなくなる。 カラフル色は勿論着色料等から来ているであろうから、決して健康には良さそうではない…か?

深夜の屋台。ただの飲み水を注文したら「チャーン(Chang)」の水が出てきた。 よく見かけるのは、「SINGHA(シンハ)」の水だったが、チャーンの水もあった。
タイでのビール生産・販売量における二大会社は共に飲み水も生産している。(7月12日)
ルーク チュップ
(餡の菓子)
チャーン ウォーター
(象の印の飲水)
注文屋台で注文できるタイ料理。
いわゆる、マカロニ(サラダ用?)を茹でて、野菜と一緒にトマトケチャップで炒めたもの。
比較的、最近出てきたタイ料理のようで、最近買ったタイ料理の本にも「新時代」の項目にレシピが載っていた。
正直、観光でタイにきてわざわざ食べるようなタイ料理では無い気がする。
ファミレスのお子様ランチの付け合せに出てくるような料理で、全くタイ料理っぽくもない。

いわゆる「最近の若いモン」の間では、あまり昔のように辛い物を好んで食べない人が増えてきているという。
「辛い物ばかり食べる」→「田舎もの」→「労働者」→「ダサい」 といった思考の構図が中流階級以上のタイ人には少なからずある、と私個人的には感じる節がある気がしなくも無い。
(7月10日)
パッ マカロニー
(マカロニのケチャップ炒め)
 バンコクで月二回発刊されている情報誌で「DACO」という物がある。→参考DACOサイト その最新号の特集は、「バンコクナンバー1屋台を追跡せよ」。 
 昨年末にタイのTV局3chが主催した「スッデート・プラテートタイ」という、タイ初の屋台No.1を決める大きな大会→参考 で優勝した屋台の「その後」の特集であった。
 屋台料理と言っても偏に様々なタイ料理が各々専門屋台として成り立っているものなので、この大会では10の代表的なタイ料理それぞれの料理部門において、エントリーされた100店舗で優勝を争うという形で行われていた。
 実は私、大会の存在自体は知っていたのだが、最終的にどこが優勝したのかを全く知らなかった。そして調べてもいなかった…スイマセン(反省)。
なので、今回のDACOの特集は正に“Myヒット!!”であった。

 どれどれ、と興味深く読み進めていると「パッタイ部門」で優勝していた屋台は…私の家の目前にある、最近こっそりとデジカメも持たずに深夜一人寂しく通っていた注文屋台店。知っているオッちゃんの顔写真がDACOに載っていてプチ・ビックリ。 
 注文屋台とは、店先に多種多様な食材が並んでいて、大抵のタイ料理の名前を言えばサッと作ってくれる、‘なんでもタイ料理店’である。
私はこのオッちゃんの作るカオパット(炒飯)やパッガパオ(バジル炒め)が大好きで、以前より「美味しい料理を作る人だなー」とは思っていたものの、まさか大会優勝者だったとは。 
優勝賞金、10万バーツ。 
タイ人の平均年収に近い額を手にしたオッちゃん、今日も20時〜深夜まで、留まることの無い多国籍な客を相手にし、止まることなく鍋を振り続けていた。(7月8日)
パッ タイ
(タイ風焼きそば)
注文の多い料理屋台
「ターン」というタイ語は、単純に砂糖のことを指しているが、タイでは「ルーク・タン」
と呼ばれる丸状の砂糖ヤシの塊がある。
その丸の砂糖ヤシをココナッツのゼリーでまとめ、パイ生地を包んで焼いたのが今日の晩餐のお菓子。
「パーイ」は、櫂(カイ)の意味がある平状の物を指す時に使われるタイ語。
料理で使う‘へら’も「パーイ」と呼ぶ。

このお菓子は、丸状のターン(砂糖)をパーイ(平状)に焼いた、どちらかというと珍しい物である。
肝心の味は、砂糖ヤシとの甘さとココナッツの香り、そしてパイ生地の感触がこれまた面白く、こんな西洋料理っぽいタイ料理もあったか、という感じを率直に受けた。
ただ非常にもろく、手に持つと、バラバラと崩れるのが難点といえば難点。
(7月6日)

パーイ ルークターン
(平状の砂糖ヤシ菓子)


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