Let's  cook  Thailand

アロイ!! タイ料理
2002年10月その3 トップへ戻る
 語学学校の昼休み。いつもの食堂にて散々迷った挙句、友人が注文した物と同じカオラートナー・カイヂィアオ≠注文した。ご飯の上に発酵大豆調味料から作られたタオチオという調味料ベースの豚肉野菜あん≠ェかかっていてその上に卵焼きを乗せてある。 テーブルの上にはタンクに入った水が置いてある。これは生水ではなく一応飲料水なのであるが、疑いたくなるほど美味しくない。お店の冷蔵庫にはミネラルウォーターもヘットボトルで置いてあってそちらを飲むことも可能ではある。
 「プラームック」とはタイ語でズバリ、烏賊(イカ)のことである。まちなかではこのように串にさした烏賊が1本単位で売っている。購入の際には、必ず屋台についている炭火コンロで十分に焼き直した方が良い。今回買ったものは、烏賊が生焼け状態でちょっと危険チックだった。(10月28日)
カオ ラートナー
・カイヂィアオ

(あんかけご飯・卵焼き)
プラー ムック
(イカ)
カーオラートナー・カイヂィアオ 30バーツ(≒87円)
プラームック 5バーツ(≒15円)/本
  近所の屋台街を歩いていたら、ふとコームーヤーン(豚喉肉焼)が食べたくなった。ところが行きつけのイサーン料理専門屋台で注文したところ、なんと「売切」。何があるのか聞いたら、ただの豚焼なら出来るとの事だったので、それを注文した。オーダー後に網に挟み、炭火の上で豚肉がジュージューと焼かれる。火が通った所で包丁で小さくカットして持ち帰れるように袋に入れてもらった。勿論、これだけではなくてカオニィアオと共に。
実にシンプルで美味しい夕食。(10月27日)
ムー ヤーン
(豚焼)
ナム ファラン
(グァバジュース)
ムーヤーン 35バーツ(≒102円)
ナムファラン 10バーツ(≒29円)
 左の2品はこれまた近所のスーパー「Lotus(ロータス)」のフードコートにて。カオケーン(おかず乗せご飯)屋で注文。カオケーン屋にはいつも何種類ものおかずが並んでいて、例えタイ料理の名前やタイ語が分らなくても、指差すだけで注文が可能。料理名が知りたいときやどんな物が入っているかを知りたいときは「ニー・アライ(これ何?)」作戦をすれば大体は店員さんが丁寧に教えてくれる、はず。
ナム トック ムー
(豚肉の香辛料サラダ)
パネーン ヌア
(牛肉のカレー)
ナムトックムー と パネーンヌア(カオケーン)
30バーツ(≒87円)
 紙袋に入ったお菓子をタイ人が私のところに持ってきてくれた。カイタオというお菓子は街中で油で揚げながら売っているお菓子で、日本の祭り縁日で売っていそうなお菓子。この球状の揚げ物の中は空洞で、中に具が入っているわけではない。お菓子なので当然ではあるが甘い。とはいっても激甘というものではなく、ほのかな甘みのあるお菓子であった。カイは「卵」、タオは「亀」という意味である。直訳すれば「亀の卵」。
 カノムトゥアイとカイタオと共に持ってきてくれたお菓子。トゥアイはこのお菓子を作るときに使用するトゥアイ(碗)の事である。上はココナッツ、下はバイトゥーイという緑の香草を使って色付けしたものがついていることが多く2色の色層になっているのが一般的。ただ、今回のものは全てココナッツで出来ている真っ白のものであった。写真は発泡スチロールの箱に6枚のカノムトゥアイが入っている。(10月26日)
カイ タオ
(揚げ菓子)
カノム トゥアイ
(ココナッツの蒸し菓子)
強烈であった…。今まで存在は知っていたものの、味の想像はついていたので一度も買う事無く、また口にすることも無かったタイ料理、「マムアン」。マムアンとはマンゴーの事であるが、このマンゴーは青色、そう全く熟していないものである。日本人が食べるマンゴーは通常オレンジ色の完熟であるが、タイ人は未熟も半熟も食べる。半熟は私も食べた事がある。あれは甘い中にも若干の酸味があって結構美味しい。
そして今日のは未熟のマムアン。それだけでもかなり酸っぱいのであるがタイ人はこれにナンプラー、ライム汁、そして大量のプリックポン(乾燥激辛唐辛子)を大量につけて食べている。最初はさすがの私も拒否したのであるが、タイ人にそそのかされて一切れ食べたところ…→エライことになった…(×_×)  強烈な酸味と強烈な辛味、そして最後の一撃・ナンプラー。『これが初めてのタイ料理だったら一生タイ料理は食べないだろうな』と思わせてくれる味である。口に入れた瞬間コップ片手に水を汲みにいったのはいうまでも無い。タイ人達はこれを「んー、ちょっと辛いけど美味しいね!!」とか訳の分からない事を言いながら水も飲まずに黙々とこれを食べていた。信じられん…。さすがにこの味が美味しいと言えるにはハードルがあまりにも高すぎる…
マムアン
(マンゴー)

今日はアルバイトの関係で仕事中に色々とタイ料理でないものを沢山食べたので、今日のタイ料理はこれだけです。
ゴメンなさい。 
気候が違うので当然であるが、日本とタイの市場で並んでいる野菜、果物、魚などはかなり異っている。スーパーマーケットや市場に並んでいる野菜、果物、魚は日本で見たことも無い物のオンパレードである。名前を見てもさっぱり分らない物は未だに多い。
また、今年は洪水の当たり年だった為、タイ野菜全体の値段が高騰しているとあるタイ人が言っていた。通常は安い野菜の為に大量に使われている、いつも通っている店のパッカナームーグローブが、ここ最近野菜の量が少ない気がするのは私だけか…(10月25日)
パッカナー
ムー グローブ

(カイラン菜と
豚肉揚げの炒め物)
パッカナームーグローブ 25バーツ(≒73円)
 ターメリックという香辛料はカレーライスには欠かせない香辛料で、スゴイ鮮やかな黄色の物である。仏教の国タイ≠ナはあるが南部に行くとイスラム色の強い料理が数多く存在している。そんな南部イスラム料理の中で、最も一般タイ人に食べられているのが、おそらくこのムーサテーではないかと思う。黄色の色した火の通っている焼豚の串焼きにピーナッツで出来ている特製のタレをつけて食べる。甘い!! イスラムでは豚肉は禁忌の食べ物。本来のものはガイ(鶏肉)で作られているものである。そこをタイ人がイスラムの禁忌なんか無視して作ったのがこのサテームー、との一説。これが本当ならば『さすがタイ人』。(10月24日)
サテー ムー
(豚肉のサテー)
サテー ムー 2バーツ(6円)/本 普通10本=20バーツ位〜の販売
 変わってこちらは北部中国から入ってきた料理。カオ(ご飯)ナー(上に乗せた)ペット(家鴨・あひる)という料理である。ちなみにタイ語で「辛い」という言葉も「ペット」という。家鴨の「ペット」と声調も全く一緒なのだが、微妙っ〜に音が違う。私の耳では識別ヒアリング不可能。もし家鴨の唐辛子炒め≠ネる料理があれば、単純にタイ語名をつけると「パッ・ペッ・ペッ」となる。そんな料理名、実際見たことは無いが…

 クンタクラーは麺を揚げて作ったタクラー(籠・バスケット)の中に唐辛子などで炒めた海老が乗っている。唐辛子というよりケチャップも沢山使われていて、まさにそんな味がする。タイ版エビチリといった感じであった。
カオ ナー ペット
(家鴨乗せご飯)
クン タクラー
(海老のバスケット)
カオナーペット 40バーツ(≒117円)
ある方から、念願の「熱帯U.F.O」を頂いた。勿論日本からの輸入品。夏季限定発売だったようで、もう日本の店頭には殆ど並んでいない所を無理をして持ってきてもらった。
タイのパッタイをイメージして作られているらしく、以前よりかなり楽しみにしていた。箱の中にはお決まりの粉末調味料と、液体調味料が入っていて、ちょっとそれを味見してみたところ、今までのU.F.Oとは全く違い、なんとなくタイの匂いがする調味料になっていた。麺はノーマルと殆ど一緒。調味料を麺と混ぜてみると、蒸気と共にあがってくる匂いはまさしくタイ。日本でこの匂いをかいだら嬉しいだろうなーと思わせる匂いだった。 肝心の味はというと、日本人好みの味にはなっているものの、一応パッタイ味。ちょっとタイの本物のパッタイを想像して食べてしまうのは良くないかもしれないが、これはこれで十分であろうと思う。  本物のパッタイに味を近づけるには、やはりこれに砂糖と、ナンプラーとプリックポンそして砕いたピーナッナッツが欲しい。(10月23日)
日清・熱帯U.F.O
 各所で様々なトムヤンクンを食べてきたが、ここのトムヤンクンは美味しかった。
場所は… それが実は知人(→写真)にここまで連れて来てもらっていて詳細な場所は分らず。とりあえずはバンコクの南のほう、アソークの交差点から車で2〜30分の所である。 
 ここはレストランというより海老の釣堀が店の中央にあり、その釣堀で海老を釣りながら横で食事をするというちょっと珍しいレタイプのストラン。その為、メニューを見ると海老を使った料理が多く用意されていた。海老屋で食べるトムヤムクン。そりゃ、美味しく無いはずが無い。
 上記の海老屋であったが海老以外にも牛肉の揚げ物も食べた。かなり時間をかけて揚げてあってビーフジャーキーのようになっていた。牛肉と共にバイマックルー(こぶみかんの葉)の揚げた物も一緒に添えられていてケチャップにつけて食べる。 
トム ヤム クン
(海老の辛いスープ)
ヌア トート
バイマックルー

(牛肉の揚げ物、
こぶみかんの葉添え)
とうとう発見!! フルーツのソムタム。ソムタムと言えば通常「青パパイヤ」で作られているものであるが、これはなんとブドウ、パイナップル、りんご、パパイヤなど各種ポンラマイ(フルーツ)で作られている。ソムタムは元々東北、北部料理で、そちらに行けばこのソムタムポンラマイを食すことが出来ると聞いていたが、とうとうバンコク市内でも発見した。場所はルンピニ公園内のナイトバザールにて。肝心の味はというと… ナンプラーの塩味と、唐辛子の辛さ、ライム汁の酸味がフルーツの甘さと美味い事絡み合っている感じでいかにもタイっ≠ニいう味。  意外と美味しく食べることが出来る。(10月22日)
ソムタム
ポンラマイ

(フルーツのソムタム)
パット パック
ルワムミット

(野菜炒め)
ソムタムポンラマイ 30バーツ(≒88円)
パットパックルワムミット 25バーツ(≒73円)
ルークチン≠ニいえば肉や魚をつみれにした物である。時にはクイッティアオ(麺)の中に入ったり、時にお酒のつまみになったりと、大方のタイ人はこのルークチンが好きである。今回のルークチンは豚肉と魚肉をあわせて炭火で焼いていた。焼きながら途中で鍋に入っているタレにつれ、味をつけていく。このタレはお店によって味が全く異なり、激辛の所もあれば、激甘の所もある。
ムー マング ミー 
(豚肉と魚肉のつみれ串焼き)
ムーマングミー 5バーツ(≒15円)/本 
 先週一週間、私の通っている学校は休みであった。この期間を利用してカンボジアのアンコールワットに行って来た友人たちから土産でカヌム(ドライ・ジャックフルーツ)をもらった。
フレッシュのカヌムは少しモチッとした食感で甘い果実であるが、これをドライにすると、甘みはそのままてカリッとした煎餅のようになり、これはこれでまた美味しい。
パッケージを見ると、カンボジア語ではなくて、ベトナム語で表示が書されているので、おそらく元々はベトナム産。タイではよくドリアンのチップスやドライバナナを見かけるが、このドライジャックフルーツは、私は今まで見たことは無い。(10月21日)
カヌム ヘン
(ドライ・ジャックフルーツ)
 「カピ」という調味料は海老を原料に作られる発酵味噌でタイ料理には欠かせない調味料の一つ。そのカピをご飯と共に炒めて上に具を乗せたのがカオクルックカピ。「クルック」とは「混ぜる、くっつける」という意味がある。カピ自体は多少匂いがきついものの、炒めたりして火を通すと日本人には馴染みやすい匂いになる調味料だと思う。左記の2品ともよく行ってる安い食堂で食べたのでこんな感じだが、このカオクルックカビは高級タイ料理店でも置いてある料理。味はどこで食べてもそうは変わらない。
 
 そしてもう一品、こちらは高級タイ料理店で食べることの出来ない料理。カオパットアーメリカーン。要はただのケチャップライスである。タイではご飯に「アメリカン」とつけば必ずケチャップを使った料理である。そしてカオパットアーメリカーンには必ず目玉焼きと鶏の唐揚げが付く。タイ料理であってタイ料理では無い。こういう料理は殆どがベトナム戦争時に誕生した料理であろうが、本当にアメリカ人はこれを好き好んで食べたのであろうか…。
カオ クルック
カピ

(海老味噌炒めご飯)
カオ パット
アーメリカーン

(アメリカ風・ケチャップ
ご飯)
カオクルックカピ 30バーツ(≒88円)
カオパットアーメリカーン 30バーツ(≒88円)


トップへ戻る