Let's  cook  Thailand

アロイ!! タイ料理
2002年7月
その1    トップへ戻る
先日、日本のある方より質問を頂いた。「なぜ料理に生の葱が付いているのか?」。正直今まで気にしていなかった事だったので、このような質問は私も勉強になってありがたい。もし他にも何かあればどしどし皆さん、質問を下さい。
このパッタイについている葱は「トーン・ホーム(香りのいい茎・幹の意)」という名前。で、まだ確定的な事は不明だが、料理によってこの葱が付いている理由、画一的な食感の料理へのアクセントと、名前にもあるように香り付けの為に添えられているのだと思う。私はいつもトンホームを全て食べる。
「ケーククルウェイ」(バナナケーキ)とシールが貼られスーパーで売っていた物を購入してみた。この値段にもビックリしたが、味自体もそんなに悪くなくて尚更ビックリした。しっとりしているケーキで、口に入れると一瞬でバナナが使われていると分かる香りが広がった。タイのパンは全体的に、質が日本に比べて良いとは思わないが、決して質が悪いとも言い切れないとこれを食べて思った。(7月10日)
パッタイ ムー
(豚肉のタイ風焼きそば)
ケーク クルウェイ(バナナケーキ) パッタイムー 31バーツ(≒91円)
ケーククルウェイ 2.25バーツ/個(≒7円) 
タイはカレー料理が豊富な国の1つであるが、その数ある中で、最も日本のカレーの味に近いのがこのゲーンカリーではないかと思う。イエローカリーと名前が付いている通り、色は黄色である。カレー粉を使っているようでこの色と味になるようだ。
パットゥアはインゲンを炒めた料理であるが、このインゲンがまた例の如く固い。タイのインゲンは日本のものより太くて固い。またあまり火を通さないのがタイ人好みのようで、かなり歯ごたえがある。この固いインゲンであるが時にはソムタム(青パパイヤサラダ)と共に生で食する事もある。タイ人の好きなインゲンの丁度良い火の通し加減は「かなり固めで」でのようだ。(7月9日)
ゲーン カリー
(鶏肉のイエローカレー)
パッ トゥア
(サヤインゲンの
唐辛子炒め)
カオケーン(おかず乗せご飯)・目玉焼き付き 30バーツ(≒88円) 
タイは鶏肉の生産が盛んな国である。その為鶏肉が驚くほど安い。このガイガティアムは鶏肉とニンニクのローストであるが、鶏肉が1/2羽分使われていて39バーツ(≒114円)である。スーパーで1羽売りされている鶏もだいたい相場は200円強位のような気がする。日本の約1/8。物価が安いタイとは言え、こと鶏肉は特に安い。
ルークチン(つみれ)はタイで良く食べられるおかずである。街中ではこのルークチンを串にさして炭火で焼いたり油で揚げている屋台が沢山ある。ルークチンプラーと言えば魚のつみれ、ルークチンムーと言えば豚のつみれである。このクイッティアオで食べるルークチンはとても大きく、ここまで大きくなるとカマボコと形容した方が良い様な気もする。
ガイ ガティアム
(鶏肉とニンニクの
ロースト)
クイッティアオ
ルークチン プラー
(魚のつみれ入り麺)
ガイガティアム 39バーツ(≒114円)
クイィティアオルークチンプラー 20バーツ(≒59円)
「パップラームックガティ…」舌をかみそうである。こんな長い料理名を面倒ぐさがりのタイ人がキチン全てと発音するわけが無く、「ムックガティアム」と言った具合に自分が言いやすいように短くして言っている。私は頑張って長々とした料理名を口頭で言って注文をしたが、またまた今日も上手い事通じなかった。危うく「ムック(烏賊)」が「ムー(豚)」になる所であった。結局メニューを指差したら分かってもらえたが…
ちなみに料理名の単語意味は次の通り。パッ(炒めた)プラームック(烏賊)ガティアム(ニンニク)プリックタイ(コショウ)。コショウが入っているので唐辛子は入っておらず、辛味はさほど感じない。ご飯に良く合う日本人が食べやすいおかずのひとつ。(7月8日)
パッ プラームック
ガティアム
プリックタイ
(烏賊のニンニクと
コショウの炒め物)
カイ ヤッ サイ
(タイ風オムレツ)
パップラームックガティアムプリックタイ 25バーツ(≒74円)
カイヤッサイ 10バーツ(≒30円)
パッペッノーマーイはカオケーン(おかず乗せご飯)を食べる時に、よく他のおかずと共に並んでいる定番のおかずである。筍が多く入っているので辛くないと思ったら大間違い。見た目以上に筍料理は激辛であることが多い。
ご飯の上に焼いた家鴨(あひる)を乗せたご飯を食べた。間違いなく中国から来た料理である。これを売っている店にもだいたい中国語で表記している事が多い。タイには沢山の華僑の人たちがいるので、中国料理は色々とタイの文化に溶け込んでいる。
パッ ペッ
ノーマーイ
(筍の唐辛子炒め)
カオ ナー ペット
(焼き家鴨・あひるご飯)
パッペッノーマーイ 25バーツ(≒74円)
カオナーペット 35バーツ(≒103円)
屋台で料理を注文する時には、数字(量)と料理名の他に、皿に乗せるか袋に入れるかをキチンと伝えなければいけない。テイクアウトで注文する時には「1袋ちょうだい」と言って必ず数字の後に「袋」をつける。そこの場所で食べる時は同じく「一皿(杯)」と言う。ここを「1つ」と言ってしまうと「どっち?」と必ず聞かれる。今日のこの2品は共に「1袋」ずつである。
話し変わって、右の豚肉の炒め物であるが、私は「コー・パッ・キン・ムー(豚肉の生姜炒めをちょうだい)」と言ったのであるが、なぜか違う料理が出てきた。生姜なんてどこにも入っていない。代わりに玉ねぎが入っている。多分発音が悪くて違う料理名に聞こえたのであろう…(7月7日)
カオ マン ガイ
(茹で鶏ご飯)
(豚肉と玉ねぎ炒め) カオマンガイ 25バーツ(≒74円)
豚肉玉ねぎ炒め 25バーツ(≒74円)
チャトチャック市場内のイサーン料理店にて。イサーン地方はタイ東北部の事で昔から「貧しい」の代名詞としてこの「イサーン」と言う言葉は使われていたらしい。イサーン地方は内陸部に位置するので海が無い。その為川魚や、肉料理が発展した地域でもある。貧しいと言うイメージは現在では徐々に払拭されつつある様で、バンコク市内でも今まで考えられなかった「イサーン料理」専門レストランなるものが近頃出来た。貧しい人々が一昔前、蛋白質の補給の為、虫をよく食べていてこの虫食文化は未だにこの地方には根強くある。タガメやイモムシの揚げたものは本当に美味しいと聞くが、やはり今でも好んで食べたくは無い。ただ実は1度だけイモムシを揚げた物を食べたことがあるのだが、あの「カッパえびせん」のようで確かに美味しかった。ただ、それきり二度と口にはしていないのも事実ではあるが…(下に続く)
ガイ トート
(鶏肉揚げ)
ソムタム
(青パパイヤのサラダ)
ガイトート 50バーツ(≒148円)
ソムタム1皿 30バーツ(≒89円)
(上の続き)タイ人は美味しいものしか口にしないワガママな民族である。でもそのワガママが有ったために近隣諸国よりも料理がこの地域では発達したのである。ガイトート、ソムタム、カオニィアオ。どれもイサーン地方を代表するような料理であるが、貧しいと呼ばれるこの地域でも見事に料理は発達していった。
そして「タイ料理の美味しい店=タイ人の沢山いるところ」である。チャトチャック市場の一角に食事時でも無い時間(16:00)なのにタイ人や外国人で常に満席状態の店があった。ここで食べた上記3品。確かに美味い。他の店で食べる同じ料理は全く違った印象を受けた。タイ人どころが西洋人までもが「美味しい美味しい」と言って食べているのに私も納得。(7月6日)
チャトチャック市場内の
イサーン料理店
カオ ニィアオ
(もち米)
カオニィアオ 15バーツ(≒44円)
「ウア」とはゼラチンや寒天で固めたゼリーの事。ココナッツの液体にココナッツの中の白くて固い実を薄く削りこの液体に再び戻してゼリー状にしたものを食べた。入れ物は、これまたその元のココナッツのケース。おしゃれで、おもしろくて、おいしい一品だった。
日本人の知人のタイ人の友達はなんと「ホイトート」屋台やさん。今日は料理の仕事経験者が4人集まってこの屋台で「ホイトート研修会(営業中)」を開いてもらった。憧れの路上屋台初体験。楽しかったー。それと一応美味しいホイトートも作る事が出来た。
ウア マプラオ
(ココナッツゼリー)
ホイ トート
(貝の揚げ焼き)
ウアマプラオ 20バーツ(≒59円)
ホイトート 30バーツ(≒89円)
「デーン」とは赤色のことである。中国料理でよく見かけるこの赤いチャーシューを取り扱った料理をタイでは主に「アヒル・豚肉専門店」で見かける。料理はいたってシンプル。ご飯の上にチャーシューを乗せて、上からその店独自のタレをかけて出来上がり。注文してから、僅か1分少々で出てきた。
「サークーピアックマップラオ」、非常に名前が覚えづらい… この名前を直訳すると「雑魚椰子から取った粉を水炊きし糊状にして柔らかくしたもの」という長ったらしい訳になってしまう。沢山のタピオカが塩味の付いた甘いココナッツミルクと共になっている。また豆とトウモロコシが中に入っていて食感と違った味を与えてくれる一品
。(7月5日)
カオ ムー デーン
(赤焼豚ごはん)
サークー
ピィアック
マップラオ

(タピオカとココナッツミルクのデザート)
カオムーデーン 30バーツ(≒89円)
サークーピィアックマップラオ 7バーツ(≒21円)
タイにおいてビール業界シェアNO.1をずっと守り続けているのが、このビアシン。日本ではシンハービールと言う名前で有名であるが、タイではシンハーとは言わずに「シン」と言っている。「シン」とは獅子という意味。アルコール度数は6.0%とやや高め。タイのビールはどれもアルコール度数が日本より高めに設定されている。タイ人はビールに氷を入れて暑い中でも常にキンキンに冷えた状態を保っている。ちなみに業界NO.2は「ビアチャーン」。この他に「クロスタービール」や「ハイネケン」などオランダ系のビール会社のビールがタイでは良く飲まれている。
「ターン」はタイで取ることのできる砂糖やしで、サトウキビの他にこの実のなる木からも砂糖をタイでは採取されている。この実の中には甘い液体が沢山入っていて、その液体はジュースとして飲む事が出来る。ちょっと飲み慣れない味で甘さの質がグラニュー糖とは全く別物の気がする。洗練されていない甘さのような感じを受けた。
ビア シン
(シンハービール)
ナム ターン
ソット
(100%砂糖やしジュース)
ビアシン 小ビン1本 30バーツ(≒89円)・コンビニ価格
ナムターンソット 10バーツ(≒30円)
鶏のもも肉をタイの調味料やスパイスで作った煮汁で長時間煮た料理がこの「ノーンガイ」。煮込み料理ではあるが、もも肉を使っているため、パサツキは全く無く、また味がしっかり染み込んでいてご飯にピッタリのおかずである。写真の後方にあり白色でブッ飛んでしまったが、ご飯と共にゆで卵とキュウリが添えられていて、この鶏肉との相性はバッチリであった。
センヤイはビーフンの幅3cm程の太麺であるが、そのセンヤイをトムヤムスープで食べた。豚肉と共に、ネギ、砕いたピーナッツなどの具が盛りだくさんで入っていて、味と共にその食感も楽しめた麺料理。
カオ ノーン ガイ
(鶏肉の煮込みご飯)
センヤイ ムー
トムヤム
(トムヤム味の米太麺、
豚肉入り)
カオノーンカイ 25バーツ(≒74円)
センヤイムートムヤム 30バーツ(≒89円) 
これはお菓子である。日本の「丸ごとバナナ」はスポンジ生地と生クリームで包まれてコンビニ等で売られているが、タイの物はカオニィアオ(もち米)で包まれて道端で売られていた。バナナをカオニィアオで包んだものをバイトーイ(バナナの葉)で包み、直接火に当てて焼いたもの。カオニィアオにバイトーイの香ばしさとバナナの甘さが移っている。和菓子の「桜餅」が好きな人であれば、このタイ菓子は美味しく食べられる事間違いなし。(7月4日)
カオニィアオ ピン カオニィアオピン 1つ5バーツ(≒15円)
パッキンムー(豚肉の生姜炒め)という名前にしようかと思ったが、ムー(豚肉)以外にも沢山の具材が入っていたので、ルワムミット(混合)という名前にしてみた。店員に聞いた所「パッキン(生姜炒め)」としか言ってくれなかった。日本の生姜炒めとほぼ同じ味である。
「プラートゥー」はタイではポヒュラーな魚の一種である。辞書や、タイの本を見ると和名で「鯵」や「鰯」と言った訳を良く見かける。確かにそれらに似ていなくは無いが、明らかにそのものではない。ある本にだけ「グルクマ」と訳していた物があったのでこれを今回は採用。田舎のばあちゃんの家で食べる魚の煮付のよう。ただ、今回の物には砂糖が沢山入っているようで結構甘かった。
パッ キン
ムワル ミット
(様々な生姜炒め)
プラー トゥー
トム ケム

(グルクマの煮付け)
パッキンムワムミット 25バーツ(≒75円)
プラートゥートムケム 7バーツ(≒20円)
タイ国内には道端でフルーツを売りながら歩いている屋台が存在している。ガラスのケースの中には氷が入っていて、その上にフルーツが乗っている。自然冷蔵庫状態。色々なフルーツの中から、サパロット(パイナップル)をチョイス。タイで食べるサパロットは時期的なものかも知れないが、酸味は弱く、甘い!! 充分そのままでも美味しいのだが、タイ人はこれに写真で写っているピンク色の物体を付けながら食べる。このピンクの正体は、なんと「唐辛子入り砂糖」。ピンクは唐辛子の色である。付けて食べてみると…美味しい、結構イケる。但し付けすぎ注意、サパロットの味が分からなくなるくらい甘いし辛くなってしまう。
フルーツ屋台 サパロット
(パイナップル)
1袋 10バーツ(≒30円)
ゲーンマッサマンはタイ南部の郷土料理の一品。タイの国教は仏教であるが、南部地方はだいぶイスラム教徒の割合が多くなっている。バンコク市内にも点々とイスラムモスクは存在している。ちなみにタイでの信仰人口第2位はキリスト教。イスラムはその次である。ちなみに仏教信仰人口割合は約95%という事らしい。
世界で一番辛い唐辛子はタイにあると言われている。「プリック(唐辛子)キー(糞)ヌー(鼠)」と名前の付いている2cm程のとても小さな唐辛子。唐辛子は小さければ小さいほど辛い。この料理に使われている唐辛子はそれではなくて中級程度の大きさのもの。これ位であれば、さほど辛くないであろうと思い購入した。ところが…確かに1つの唐辛子自体は激辛ではないものの、やはり唐辛子。入っている数が多ければそりゃ辛くなるのは当たり前。赤・青共にたくさんのブツが入っていて恐ろしく辛かった。(7月3日)
ゲーン マッサマン
(イスラム風カレー)
パッ ペッ ガイ
(鶏肉の唐辛子炒め)
ゲーンマッサマン 25バーツ(≒74円)
パッペッガイ 25バーツ(≒74円)
「サラ」と呼ばれる果物を学校の知人が購入。日本人学生、皆で試食会となった。一つ一つの房はまるで「針の短い怒ったハリネズミ」のごとく棘々でいっぱい。皮を剥くのには慣れないうちは気合が必要。1つの直径がおよそ4cmの実を取り出すときれいな黄色かがったオレンジ色。口に含むと爽やかな酸味の中に甘みがあるといった感じで、当っていれば美味しい。当っていれば…そう、中には「外れ」も結構の確立で存在していた。外れていたらただ渋いだけ。本日の私は2個食べて1勝1敗。
サラ  (日本語名不明) サラ この1塊で 15バーツ(約44円)
始業前のAM8:30。私はいつも決まった店で朝食をとる。語学学校のあるスクムビット通りソイ29(路地の番地名)を50m程入ったところにこの店はある。家族経営のこの店の席数は6.70席。とてもアットホームな店で、毎朝タイ語の分からない異邦人を皆、笑顔で迎え入れてくれる。ここでは日替わりの並んでいるおかずを選んでカオケーン(おかず乗せご飯)にしても良し、埃のかぶった英語・タイ語メニューから適当に注文しても良し、自分の食べたい料理名を言って作ってもらうのも良し。
明日の朝も渋滞で遅れない限り、私はここの店の敷居をまたぐはずである。「サワディーカップ(おはようございます)」と挨拶をしていつもの席に着く
(7月2日)
いつもの朝食スタイル。
店の一番奥がキッチン。
パッ キーマオ ムー
(豚肉の酔っ払い炒め)
パッキーマオムー 25バーツ(≒74円)
Carrefourの惣菜売り場で、珍しく新メニューを見つけた。鶏肉の手羽に写真のようなアンがかかっている。料理のこの色は、ケチャップの色である。味はなんとも形容しがたいが、強引に形容するとすれば。大衆中華料理店で食べる「手羽のケチャップ炒め」といった感じであろうか。パクチー(香菜・中国パセリ)がたくさん入っているのでタイっぽい事はタイっぽい。
カイルーククイはゆで卵を揚げた料理で、今回の物には、唐辛子とニンニクの揚げたものが添えられていた。ところで「カイルーククイ」とは私が直訳する所によると「娘婿の卵」。一体どういう意味でのネーミングなのだろうか…。
ガイ ラオ デーン
(鶏肉のケチャップ炒め)
カイ ルーク クーイ
(ゆで卵揚げ)
ガイラオデーン 25バーツ(≒74円)
カイルーククーイ 15バーツ(≒44円)
カオムートート(豚肉を揚げたもの)とガイトート(鶏肉を揚げたもの)を1つの皿にご飯と一緒に乗せたもらった。添えられているのはパクチー(中国パセリ・香菜)とキュウリ。タイにも唐揚があるが、たいがいどれにもよく下味が入っていて、そのままではしょっぱい。ご飯にはよく合う。
ゲーンチュートはタイの食事と一緒に食べるスープの総称であるが、今日のゲーンチュートは鶏肉と野菜のものであった。酢がタイ人好みでたくさん入っていて、かなり酸っぱかった。(7月1日)
カオ ムー トートガイ トート
(フライドポークと
フライドチキンご飯)
ゲーン チュート
(スープ)
カオムートートガイトート 25バーツ(≒74円)
ゲーンチュート 10バーツ(≒29円)
「カオトム」とは直訳すると「ご飯を煮たもの」。つまりこの料理は雑炊である。「タレー」はシーフードということで、この料理には薄味の汁にご飯と白身魚が入っている物であった。味がかなり薄かったので、卓上調味料で色々と味を足して食べてみた。
私の家から徒歩1分の所には結構規模の大きい屋台街がある。ここは比較的大きな通り(Th.OnNut)に面している屋台街で、時折バイクに乗った人や、車に乗った人がドライブスルー感覚で夕飯を買っていく姿を見かける。100m程の所に様々な料理屋が並んでいるので、彼らは、今日自分が食べたい料理屋の前で止まって買物をしていく。
カオ トム タレー
(海の幸雑炊)
ラーン リム
タノン
(路上屋台)
カオトムタレー 25バーツ(≒74円)
「日本人がタイで食べない方が良い料理ランキング」なるものが有れば、この料理は上位にランクインすること間違い無しである。ホイトートをとうとう道端の屋台で食べた。タイの食物で何にあたるのが怖いって貝に勝るものは無い。この料理は、主にミドリガイと呼ばれる日本にあるムール貝のような貝が使われているが、これがかなり怪しい。タイ人は口々に、「ホイトートは美味しいが、日本人には勧めない」と言う。日本人は胃が弱くタイの貝にあたりやすいから、というのがその理由だそうだ。確かにあまりタイでは貝の保存に関して無頓着な人もいるので危険は危険だが、店を選べば大丈夫だと思う。
粉で作った生地に貝類をいれて大きな鉄板で焼いていく。途中卵を加えて、最後にもやしを加える。もやしは殆ど生の状態で貝入りの生地に挟まっているような状態。
この文章を書いている今は、ホイトートを食べてからまだ30分しか経っていない。このままお腹が異常をきたす事無く、時が過ぎることを祈っている最中…
ホイ トート
(貝の揚げ焼き)
ホイトート 25バーツ(≒74円)


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